2019年05月25日

第一回『源氏物語を味はふ会』ありがたうございました


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『源氏物語を味はふ会』、本日、第一回目でした。
 
山崎方典さんによる、壺をこころえられた物語解説と語句解説。
 
その上での、北川三代さんによる現代語訳文(円地文子訳)と紫式部の原文の朗読。
 
朗読されたことばは空気を震はせ、その震へは定かには言ひがたい色彩に一瞬一瞬染められていきます。
 
おふたりの声とことばとこころが輻輳する、とてもとても豊かな時間でした。
 
聴き手の皆さんは、そんなおふたりの声によつて、古典作品の内側へ、「芸術的に」導かれたのではないでせうか。
 
「ことばの家 諏訪」では、ことばの芸術を通して、「日本」といふ国の精神を、伝統的な血筋を探りながら、少しずつ甦らせていく作業を行ひ続けてゐます。
 
『源氏物語』は、文ひとつ、ことばひとつ、音韻ひとつに、人の思ひの拡がり、深まりを含みもつ、豊かな、あまりにも豊かな作品です。
 
それは、人がこの世を生きていく上で「もののあはれを知る」ことをいかに大事にしてゐたかを、味はひ知る格好のテキストなのです。
 
あとさきのことを計画したり計算したりすることに汲々とするのではなく、いま、この瞬間を生き尽くし、なほかつ、この瞬間を分かち合ふことで、人と人とが和することの驚異的なこころの技量を育むことのありがたさ、喜び、悲しみ、苦しみ・・・。
 
日本人のこころの暮らしにとつて、永遠のものさしになる作品です。
 
足をお運びくださつた皆様、本当にありがたうございました。
 
そして、わたしの、そんな源氏物語への暑苦しい(笑)念ひを受け止めて、解説を引き受けて下さつた山崎さん、朗読を荷つて下さつた北川さんに、こころからの感謝を申しあげたく思ひます。
 
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posted by koji at 21:33 | 大阪 | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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