2019年03月09日

ことばの始源

 
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吉橋 康司さん撮影


文字といふ文字が、考へを伝へる記号として生まれたのではなく、止みがたい衝動から描かれた「絵」から生まれたものであるやうに。
 
発声されることばも、単に考へを伝へるために、発されたのではない。
 
止みがたい衝動、情動、感激が人をして思はず声を発せしめ、言語造形せずにことばを発することなどできなかつた。
 
「おっと、合点だ、こころえたんぼの・・・」
 
「このういろうの御評判、ご存じないとは申されまいまいつぶり・・・」
 
リズムに脈打ち、メロディーに彩られ、強弱を自在に繊細につけながら、人はことばを話し始めた。
 
人は、芸術からこそ、文字を創り、ことばを話し始めた。
 
わたしたちは、もう一度、ことばの始源の風景に帰りたい。
 
 


posted by koji at 09:14 | 大阪 | Comment(0) | 断想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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