2019年02月24日

ゲーテ 人の人たるところを求めて


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先日、普遍人間学のクラスでの言語造形の時間に、ゲーテの『ファウスト』を取り上げました。
 
ゲーテは、東の人の生き方、世の捉へ方、宇宙観、すなはち精神的浪漫主義に、激しくこころを動かされ、その感動を19世紀初めのドイツに知らせようとしてゐるやうに感じられます。
 
ドイツ、そしてヨーロッパには、もうそのやうなこころが失はれてゐたがゆゑ。
 
ここでは、『ファウスト』とは別のものですが、詩の一部を挙げてみます。
 
声に出してみるならば、この『昇天のあこがれ』も、全身全霊で詠はざるをえない。
 
一篇の詩が、オーケストラの一団が奏でる響きに匹敵することがあるのですね。
 
 
 
『昇天のあこがれ』から
 
・・・
蛾よ おまえは
火に跳びこんで 身を焼いてしまふ
 
死ね そして 生まれよ
このこころを
わがものとしない限り
おまえは この暗い地上で
はかない客人(まらうど)に 
過ぎないだらう
 

 


posted by koji at 08:17 | 大阪 | Comment(0) | 断想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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