
親子えんげき塾 ことばの泉によるキリスト生誕劇が、今年の暮れ12月28日(金)お昼の13時から和歌の浦アートキューブにて演じられます。
メンバーは、ひとりの中学一年生を除いて、全員お母さんたちです。
この劇に取り組み始めて約七、八か月の間に、彼女たちの外側にではなく、各々の内側にそれぞれの役の人物が息づき始めてゐて、その人物が演じてゐるその人に内側から語りかけてくる、ものを言ひだす、そんな時を迎えてゐるやうです。
わたしとの稽古だけでなく、自主的に何度もメンバーたちは集まり自主練習を積んでゐます。
和歌山北部といふこの地域に、この生誕劇が毎年恒例の祝祭として根付いていくこと。
さういふ志も彼女たちの内側に生まれて来てゐます。
一年の終わりに、新しい年を迎えるためにも、新しい精神のいのちの誕生を祝ふべく、クリスマス本来の静かな時を過ごすこと。
そんな芸術的・宗教的な集ひになります。
どうぞ、お子様とご一緒に足をお運びください。
フェイスブックのイヴェントページはこちら↓
https://www.facebook.com/events/2147958465524679/
「親子えんげき塾ことばの泉」の志が述べられた文章を紹介させてください。
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『親子えんげき塾のはじまり』
私たちは、こどもたちに、「ことば」を大切に自分の中から生み出して欲しいと願います。
そして、その自分の「ことば」を大切に相手に伝えていく力をつけてほしいと思います。
しかし、言語造形を通して、こどもたちに何かさせてあげたいと思ったとき、誰かに子どもたちに、習いごとのように、「ことば」のすばらしさを教えてもらえばよいのではなかったのだと気付きました。
まずは、私たち大人が「ことば」と真剣に向き合うこと。
大人になった私たちが、もう一度「ことば」と出会うことで、世界はまた開きます。
「ことば」と向き合う。それは、私自身と向き合うことでもあります。他者と向き合うことでもあります。
「ことば」は呼吸とともにあります。
私たちが生きることとともにあります。
こどもたちに何か伝えられることがあるとすれば、私たち、ただのお母さんが演劇に取り組むことを心に決めて、熱心にことばと向き合う姿、仲間と演劇を創っていく姿をみせることしかありません。
そして、演劇に取り組んでいく中で、自分自身の「ことば」を全身で放つとき、わたしは「生きている」と実感するのです。
仲間とともに演じるとき、相手の呼吸を、あたたかさを感じ、この世界を信頼することができるのです。
2018年はキリスト生誕劇に挑戦します。
わたしたち演劇初心者のお母ちゃんたちが、自分の内側も含めてどのように変わっていくのか、ここで伝えていけたらと思います。
1年の終わりに、わたしたちが取り組む芸術のお披露目を
たくさんの方に観ていただけますように。
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