白鳥神社の拝殿の中
今日は、日本武尊のゆかりの所を訪れたくなり、家から一番近い、大阪府羽曳野市古市の白鳥神社と白鳥陵古墳に足を運ぶ。
ここのところ戯曲をずつと書き続けてゐて、そこに尊が登場される。
かうして、遥かな過去を生きた伝説の方々のゆかりの地を訪れるといふ行為をどうして自分はせずにはゐられないのだらう。
なかば、分かつてゐて、なかば、分かつてはゐない。
分かつてゐることをここに書いても仕方がないやうに思ふ。
その分かつてはゐないところに、汲めども汲めども尽きない、人と人とを時を越えて繋げ、貫いて流れてゐる精神の命があるに違ひない。
そんな何かをこの世に記したい。
それは、文字でも、ことばの響きでも、ないやうに思ふ。
文字や響きの向かうにありありとある、何らかの動きである。
尊は白鳥となつて、この御陵からも天駆け去られたといふ。
日本武尊は、いまも、動いてゐる。
その動きに学びたい。
白鳥陵古墳の向かうに二上山が望まれる。
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