今日から、神無月(かみなづき)とも言はれる十月ですね。
台風が過ぎ去つた今日、秋の麗らかな陽射しと青空があまりにも気持ちよく、妻と羽衣(はごろも)にある大鳥羽衣浜神社にお参りに行きました。
日本武尊(やまとたけるのみこと)の后、両道入姫皇女(ふたぢいりひめのみこと)をお祀りしてゐる社です。
いま、日本武尊をお支えになられた女性たちをテーマにした戯曲を書いてゐるのですが、両道入姫皇女に御挨拶をしたかつたのです。
その社の拝殿の前でお祈りをしますと、傍にある楠の大樹を吹き抜ける優しく喜びに満ちた風と輝く陽の光が、二人を包んでくれたやうな感覚でした。
二枚目の写真の楠の樹木の左横の部分に、なぜか神々しい方がをられるやうな気がして、画面上の写真を見ながらその部分に手を当ててみると、暖かいものが伝はつてくるのでした。