藤原宮跡から見はるかす天の香久山
今日は、初めての『和歌(やまとうた)を学ぶ会』。
この会を始められたこと。
その喜びは、わたしにとつて物凄いものです。
古来からのことばの芸術、和歌を学ぶ道は、日本語の粋を生きることであり、日本といふ「歌の国」「ことばの国」を再興していく密やかな道だからです。
宮廷には、古来、勅撰和歌集の撰述などを行ふために「和歌所(わかどころ)」といふ役所が設へられてゐました。
そこは、国を支える「ことばの精神」「言霊の風雅(みやび)」が磨かれた、文化の文化たるところが生まれるところだつたのです。
ここ「ことばの家 諏訪」は、全くの在野であり、草莽であり、初心者でありますが、その「和歌所」の精神を言語造形をもつて甦らせたいと熱望してゐるものです。
さういふ熱望が、やうやく最初のかたちを見たのが、今日でした。
参加して下さつた方々には、本当にこころからの感謝を感じます。
『萬葉集』といふ我が国最古の詩歌集に取り組むことから始めてゐます。
この詩歌集が、なぜ、我が国の「古典」でありつづけてゐるのか。
第一回目の今日は、その根本のところを踏まえつつ、ふたつの御製歌(ときの天皇が詠まれた歌)を朗唱することを通して萬葉集の学びを始めました。
日本の国の歴史を貫く精神を学ぶこととともに、和歌を全身全霊で声に出して響かせて、表現していくといふ体験。
それは、わたしたち現代人のこころとからだに、昔の日本語芸術の魅力を直感、体感させます。
さうして、学び続けるひとりひとりから、己れのまごころの表現として、ことばが歌われていくこと。
ここから、新しいことばの力・詩歌の輝きが生まれ出づること、国語芸術がいやさかに栄えていくこと。
それらのことに向かつて修練を重ねていきたいと考へてゐます。
毎月第四水曜日の午前、『和歌を学ぶ会』。
ご関心を持たれた方、どうぞ、一度、体験にいらしてください。
お待ちしてゐます。
https://kotobanoie.net/yamatouta/
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