2018年01月08日

わたしたちの生誕劇


DSC05696.jpg
写真撮影:山本美紀子さん

 
新しい年が明け、もう一週間が過ぎましたね。皆様におかれましては、晴れやかですがすがしいこころの門出を迎えてをられるのではないでせうか。
 
この一年の始まりを「節日」「初節句」として、すがすがしく迎へるといふことは、わたしたち日本人にとつて、古来とても大切にしてきたことでした。
 
一方、年の終わりを祝ふ「節」として、わたしたちは何をもつてお祝ひしてゐるだらうか、と思ひますと、海外からもたらされたものであるのにもかかはらず、クリスマスのお祝ひがすつかりこの国に定着してゐますね。(精確には、12月24日の夜から1月6日までの十三夜がクリスマスなのです)
 
この、子どもたちがこころから楽しみにしてゐるクリスマスといふ時は、いつたい、どういふ時なのか、そのことを理屈ではなく、芸術的に、肌で感じられる演劇『キリスト生誕劇』を、わたし自身の地元である大阪で催してみたい。
 
そんな希ひが、昨年の暮れ、漸く叶ひました。 
 
協力して下さつた方々、観に来て下さつた方々、本当に、本当に、ありがたうございました。
 
大阪に、生誕劇の光をもたらしたい。喧騒にまみれるこの大阪の街に、クリスマスの夜を少しづつ聖なるものへと近づけていくやうな試みを始めていきたい。
 
そんな想ひから、『キリスト生誕劇』を昨年のクリスマスの夜に大阪で初めてお祭りすることができました。
 
幼な子や子どもに向けての贈り物であるとともに、大人たちにこそしつかりと味はつていただけるやうに、時間をたつぷりかけて、芸術として一人立ちできるやうな作品に育てていく、さう考へてこの作品創りに取り組みました。
 
子どもたちだけでなく、大人たちの中にこそ、幼な子のやうなこころもちを想ひ起こすことのできる時間。
 
そんな瞬間(とき)こそが、そもそものクリスマスの夜といふときではないか。
 
第一回目を演じ終はらせてもらひ、演じた仲間たちに、かつてない喜びが降り注いできたやうに感じられ、できうるならば、来てくださつた方々にもその喜びと希みを感じていただけたなら、こころからの幸ひです。
 
そして、この生誕劇自体が、喜んでくれてゐるのではないか、そんな念ひに包まれてゐます。
 
 
 

長くなりましたが、今年2018年、平成三十年の暮れのクリスマスの夜にも引き続き、『キリスト生誕劇』をお祭りいたします。
 
新しくこの劇創りに加わつてみたいといふ方、思ひ切つてご参加してみませんか。
 
そして、年の終はりの聖なる瞬間(とき)に向かつて、少しづつ一緒に歩いていきませんか。
 
諏訪耕志記 
 
※終はりに、2017年度の生誕劇創りに加わつて下さつた、正木美佐子さん、澤田ひとみさん、佐藤 祐子さん、堀川奈浦子さん、高垣さおりさん、斉藤理美さん、足利智子さん、諏訪千晴さん、写真撮影その他会場整理をして下さつた山本美紀子さん、佐藤美幸さん、受付を荷つて下さつた中田ゆかりさん、高橋好美さん、荷物運搬を荷つて下さつた林真紀子さん、そして、住吉区民センターのライティングスタッフの方、事務の方々、本当にありがたうございました。こころから感謝いたします。 
 
 
★4月スタート!2018年度 金曜 帝塚山「生誕劇」クラス(月2回)のお知らせ
 
・日程
4月より第二・第四金曜日
7月は第二・第三金曜日
8月は第四金曜日のみ
11月は第二・第三・第五金曜日
12月は第一・第二・第三金曜日+20日木曜日
 
・時間
10:00 – 12:30
 
・募集人数
7名
 
・参加費
月謝制 毎月8,000円 12月のみ16,000円
一括払い 75,000円
(資料代、衣装代、発表参加費含む)
 
・会場
「ことばの家 諏訪」 帝塚山教室
https://kotobanoie.net/access/
 
・本番日時
12月25日(火)17時開演予定
 
・本番会場
於 住吉区民センター小ホール 予定
http://sumiyoshiwardc-ogbc.jp/map/index.html
 

・お申し込み・お問い合わせ
「ことばの家 諏訪」
https://kotobanoie.net/access/ 
 



posted by koji at 12:30 | 大阪 ☔ | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。