2017年09月28日

言語造形について@ 〜「使ふ」から「仕へる」へのメタモルフォーゼ〜 


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お陰様で、今年から言語造形の舞台、言語造形の体験に新しく触れられる方がいつさう増えてきました。
 
本当にありがたいことです。
 
ことばの精神、日本語の風雅(みやび)に目覚めていくことは、日本の国のこれからにとつて、とてもとても大切なことだとわたしは思はずにはゐられません。
 
この古くて新しい藝術は、体験していただくことでしかそのものが何なのかをお伝へできないのですが、それでも、言語造形についてわたしが以前書いたものを何回かに分けて再び、掲載しようと思ひました。 
 
諏訪耕志記
 
 

 
『言語造形について 〜「使ふ」から「仕へる」へのメタモルフォーゼ〜 @』
 
ことばとは、わたしたち人が「使ふ」ものだと、通常思つてゐる。自分の考へてゐることや思つてゐることを言ひ表すための道具として、日本人ならば日本語を当たり前のやうに使ひこなせるものだと、ある意味、高をくくつてゐる。
 
人と人との間にをいて情報といふ情報が交はされてゐる。その際、情報の中身、伝へようとしてゐる内容、意味、それらをできる限り簡潔に分かりやすく伝へることができればいいのであるから、ことばはその情報を伝へるための道具であり、記号にすぎない。そんな風にわたしたちは漠然と感じてゐるのではないだらうか。わたしたちは、さういふ漠然とした意識の中で漠然と教育されてきたと感じられる。
 
そのことばに対する漠然とした意識に、アントロポゾフィーから生まれたことばの藝術「言語造形」は搖さぶりをかける。


posted by koji at 20:30 | 大阪 ☀ | Comment(0) | ことばづくり(言語造形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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