2017年08月21日

講座『詩作と言語造形』ありがたうございました


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紅一点を囲み、男たちが詩作に挑む。


ひびきの村での講座『詩作と言語造形』五日間が終わりました。
 
林の中に毎日分け入り、光や風、そして木々や草花と密やかな沈黙の時をぬくもりあるこころで共有することによつて、どれだけ深いこころの空間が人の内側に生まれるのか。
 
植物存在と人との間に生まれる深くて広やかな内的空間は、ことばが降りてくる場所でもあります。かうがうしいことばが宿る場所でもあります。
 
そのことを、講師の稲尾教彦さんは、丁寧に、親しく、語り、語らひ、歩み、想ひつつ、参加者の皆をその内的空間へいざなつてくれました。
 
詩人とは、人のまごころを大切に守る人であります。
 
嘘のない、まごころを人に伝えようとする人であります。
 
日本の詩人は、日本人が大切にしてきた、自然の存在のすべてに神が宿られてゐるといふ、観念ではない、感覚を、まごころこめて、ぬくもりのこころを通して、ことばにしてきた人たちでした。
 
参加者の方々のまごころと自然との間の息遣ひの交わし合ひから生まれてきたことばで織られた音楽。
 
その音楽を言語造形を通して全身全霊で奏でた、皆さんによる最終日の発表会は、己れのこころの光と闇を共にさらけだすやうな、本当にこころ揺さぶられる時間になりました。
 
涙が流れてしかたがなかつたです。
 
参加者の皆さん、そして共に講師を務めてくれた稲尾さん、どうもありがたうございました。


posted by koji at 20:38 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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