2017年08月07日

『丹生都比売』ありがたうございました


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先週土曜日に行はれた、『丹生都比売』の舞台。
多くの方に御参集いただき、お陰様で素晴らしい時を分かち合うことができました。
 
本当にありがたうございました。
 
観に来てくださつたトルネード純子さんが掲載してくださつた文章と写真がとても貴重でありがたく、シェアさせていただきます。
 
 

花岡攻事さんが、おそらく、突き動かされるやうに、時に絞り出すやうにペンを走らせて書き上げた戯曲。そして、花岡攻事といふひとりの人の胸に宿つたともしびのやうな純粋な念ひを、奥様の志帆さんはじめ、多くの、多くの人が、協力、尽力を尽くし、ひとつの舞台として形を造り上げ、新しい生命を産み出した。わたしたちにとつては、そのやうな、「夏」でした。
 
 

わたし自身は、このプロジェクトに参加させてもらへたことが、自分の精神の領域に踏み込んでいくために大きく深く打ち込まれた、ひとつの橋頭堡のやうに、いま、感じてゐます。
 
藝術を織りなしていくためには、わたしたちはこれからますます、精神との、神々との、共同作業を創造していくこと。さうして、この自分自身が立つてゐる足元から、土着の、若々しい精神的な文化を育てていくこと。
 
それは、藝術の作り手にも享け手にも共に、きつと、とても古くて、とても新しい、安らぎと確かさと希みを、いのちの泉のやうに限りない豊かさでもたらしてくれます。
 
 
 
大人が大笑ひしながら、また、はばかりなく大泣きしながら、ときに歯ぎしりするやうな痛みを感じながら、それでも真摯さと真剣さを携へて、ものづくりに勤しみ、創りあげる歓びを分かちあふ、そんな姿。
 
このプロジェクトの中でわたしたち作り手はそんな姿を晒しあひました。
 
いっしょに参加させてもらつた子どもたちにとつても、いのちのほとばしるやうな体験だつたと思ひます。
 
 
 
こころの上の方から下の方へと、懐かしく、かつ、目覚ましい何かが沈んでいくやうな時間を、あの劇を共にしたすべての人と分かちあつてゐる。いま、さう、感じてゐます。


トルネード純子さんが書いて下さつた文章です。
写真はすべて純子さんが撮つてくれたものです。
 
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「丹生都比売」 圧巻でした!

奈良 丹生神社の近くの 十六夜山荘で 

夕方から月が昇る時刻に 上演されました

神と人が ひとつだった頃の時空間の

懐かしく あたたかい場で 魂の情熱の

火花が点火し 燃え広がるようでした

受け取った エネルギーが 大きくて

まだ すべてを  言葉に昇華できませんが。。。

いま 私たちの いのちの核が

目覚めようとしている

この国の はじまりの時から

紡がれてきた 物語

一度 失ったからこそ 思い出される 

大切なもの 古代からの約束 

水の女神であり

いのちの復活の女神 でもある

丹生都比売(にうつひめ)が
 
ひとりひとりの中に

思い出され 蘇る時

永遠の中心核が 

魂の火(カ)と水(ミ)が蘇る

新しい時代の国津神として 

いのちが 産み直され 

真の 創造の時代が始まる

丹生とは 水銀であり朱(赤)

永遠に朽ちない いのちの色が 蘇る

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posted by koji at 10:07 | 大阪 ☔ | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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