諏訪千晴による昨日の『おはなしペチカ 003』に、ご来場くださつた皆さんに書いていただいたアンケートから、宮澤賢治の作品「チュンセとポーセの物語」「娼婦ビンツマティーの物語」について、聴き取つてくださつたご感想をここに掲載させていただきます。
からだとこころまるごとで聴く文学の喜びと悲しみ。わたしたちは、それこそを、これから多くの人と分かち合つていきたい、さう念つてゐます。
●「娼婦ビンツマティーの物語」における「まことの力」、「チュンセとポーセの物語」における「まことの勇気」、 自分の今、向き合っているテーマとぴったりでした。
ひととき、ひととき、空間が深まっていき、 足許が抜けて宇宙につながっていく予感を感じました。
この空間は本当に貴重ですね。本当に素晴らしい時間でした。
なっちゃんやかさねちゃんの声も、息も、この瞬間にしか存在しない、この時の尊さを思いました。今、この息を共有できたことを、幸せに思います。
ありがとうございました。 (H・Kさん)
●意味を考えずに、只感じて聞いていれば良いと言って下さりましたが、言葉の中に飲み込まれて、どうしても深く考えずにはいられませんでした。
賢治さんの「手紙四」(「チュンセとポーセの物語」)は、この物語を書いた時の賢治さんの葛藤が、私の中にも広がっていく様な感覚さえしました。
言葉が文字としてではなく、音楽や色や温度として聴こえてきました。
特に、この話は、賢治さんがとても苦しんだ時の事が、ストレートに書かれていますし・・・。
好きな世界の中へ行かせていただけて、とても嬉しかったです。(G・Mさん)
この他にも書いて下さつた皆様、どうもありがたうございます。
これからの創造への励みとさせていだいてゐます。
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