2016年12月22日

明日の第二囘おはなしペチカ 〜眠りの世界〜


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明日、言語造形公演「第二囘おはなしペチカ」をことばの家にて迎へます。

これまで共に稽古をしてきて、とりわけ感じるのは、
この語りの藝術は、
過去の女性たちがずつとしてきたであらう、
「神がたり」だと云ふことです。

語りを聽いて、
そのお話の意味を取るのでもなく、
ストーリーを摑むのでもなく、
からだまるごとで息遣ひを浴びると云ふこと、
日本語と云ふことばにどつぷりと滲かると云ふこと、
ことばの精神とひとつになること、
それが、「神がたり」に觸れると云ふことなのです。

そこには、語り手の個人性が可能な限り滅却され、
ことばの精神、お話しの精神が立ち顯れてきて、
お話しを聽いた後、
この時間、いつたい何が語られたのか、判然としなかつたりします。
それは、まるで眠りから目覺めた後、
どんな夢を見たのか、はつきりとは言へないことと似てゐます。

さう、語りの時間とは、語り手にとつても、聽き手にとつても、
ダイビングするかのやうに一舉に眠りの世界に入り込んでいくことなのです。

そのとき、人は神經系でことばを聞くのではありません。
言ひ換へれば、頭を使つてことばを聞くのではありません。
血液系でことばを受け取るのであり、
首から下、胸や腹や下半身で、
さらにはからだを越へたところでことばを聽くのです。

眠りの世界、そこは、
人が精神によつて洗ひ淨められる時間と場所です。


posted by koji at 14:04 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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