2016年11月17日

二人三脚 〜『高瀬舟』百年長屋公演、ありがたうございました〜


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昨夜の百年長屋での『空閧ノ織りなすことばの世界』公演、
無事務めさせていただくことができました。
來て下さつた皆樣、
お手傳ひをして下さつた皆樣、
共演して下さつた講談師、旭堂南青さん、
そして時と場を設えて下さつた長屋の皆樣、
本當にありがたうございました。
 
わたしは森鷗外の『高瀬舟』を語らせていただきましたが、
講談とのジョイント公演でしたので、
同じ語り藝ではありますが、
その味はひの違ひも、
おそらく如實に感じ取られたのではないかと思ひます。
 
『高瀬舟』は演じるたびごとに、
その祕密がだんだんと解き明かされるやうな作品で、
とてもやりがひがあるのです。
 
また今回の稽古に際して、妻の千晴が聽き手に徹して、
語りの奧の奧にあるものを存分に引き出してくれました。
その二人三脚のありやうが、
無上にかけがへのないものであることを、
今回ほど認識できたことはこれまでありませんでした。 
 
言語造形といふ、
日本における新しい藝術のスタイル。
 
切り開いていきたいと思ひます。


posted by koji at 09:55 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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