2016年02月28日

詩歌の学び 〜毎週火曜日の言語造形クラスのご案内〜



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言語造形の学びの三つの次第。

ひとつ、物語ること、お話しを語ること、ものをものものしく語ること。
ふたつ、演じること、ことばを交わし合い、身振りと身振りを重ね合うこと。
みっつ、詩歌を詠うこと、ことばのことばたるところに迫り、音韻にものを言わせ、情を顕わにすること。

この春からの毎週火曜日午前に行います言語造形クラスでは、
昨年度の演劇に引き続き、
みっつ目の詩歌を詠うことに取り組んでいきます。

詩歌を言語造形していく学び。
それは、ことばとこころの交響を聴いてゆく学びです。

何度も口ずさみ、
その詩歌が求めている息遣い、
間、強弱、リズム、手振り、身振り、
よりふさわしい調べを探ってゆきます。

詩歌に潜んでいる情とは、知性で考え出されるものではなく、
そのような繰り返しの練習の中からこそ生まれ出て、響き出ずるもの。

そうして、手繰り寄せられた調べが、
その詩歌に潜んでいる情をおのずと呼び出すのです。

我が国の詩歌には、
とりわけ古典的な詩歌には、
民族の願うところ、先人たちの悲願、歴史へのこころざしが、
ある沈痛な趣きで鳴り響いており、
その微かだけれども、確かに響いている調べを聴き取ること。
それが、わたしたちの大事、大切にするところです。

ひとりひとりが詩歌を軸に据えた小さな舞台作品を各々創ること。
その目標をもって、約一年間、火曜日のクラスを進めていきます。


日時:毎週 火曜日(月4回) 10:15〜13:15
講師:諏訪耕志
参加費: 月謝制 15,000円
会場:「ことばの家」帝塚山教室 http://www.kotobanoie.net/access.html#map

クラスにご参加される前に、おひとりおひとりお気持ちをお聴きする時間を持ちます。
ご関心のある方はお気軽にご連絡ください。

●お申し込み・お問い合わせ  「ことばの家」http://www.kotobanoie.net/access.html#map
 




posted by koji at 22:03 | 大阪 | Comment(0) | 講座・公演・祝祭の情報ならびにご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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