言語造形の学びの三つの次第。
ひとつ、物語ること、お話しを語ること、ものをものものしく語ること。
ふたつ、演じること、ことばを交わし合い、身振りと身振りを重ね合うこと。
みっつ、詩歌を詠うこと、ことばのことばたるところに迫り、音韻にものを言わせ、情を顕わにすること。
この春からの毎週火曜日午前に行います言語造形クラスでは、
昨年度の演劇に引き続き、
みっつ目の詩歌を詠うことに取り組んでいきます。
詩歌を言語造形していく学び。
それは、ことばとこころの交響を聴いてゆく学びです。
何度も口ずさみ、
その詩歌が求めている息遣い、
間、強弱、リズム、手振り、身振り、
よりふさわしい調べを探ってゆきます。
詩歌に潜んでいる情とは、知性で考え出されるものではなく、
そのような繰り返しの練習の中からこそ生まれ出て、響き出ずるもの。
そうして、手繰り寄せられた調べが、
その詩歌に潜んでいる情をおのずと呼び出すのです。
我が国の詩歌には、
とりわけ古典的な詩歌には、
民族の願うところ、先人たちの悲願、歴史へのこころざしが、
ある沈痛な趣きで鳴り響いており、
その微かだけれども、確かに響いている調べを聴き取ること。
それが、わたしたちの大事、大切にするところです。
ひとりひとりが詩歌を軸に据えた小さな舞台作品を各々創ること。
その目標をもって、約一年間、火曜日のクラスを進めていきます。
日時:毎週 火曜日(月4回) 10:15〜13:15
講師:諏訪耕志
参加費: 月謝制 15,000円
会場:「ことばの家」帝塚山教室 http://www.kotobanoie.net/access.html#map
クラスにご参加される前に、おひとりおひとりお気持ちをお聴きする時間を持ちます。
ご関心のある方はお気軽にご連絡ください。
●お申し込み・お問い合わせ 「ことばの家」http://www.kotobanoie.net/access.html#map
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