2016年02月05日

ひとりひとりの顔 〜モーリス、ありがとう!〜  


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大袈裟なようだけど、わたしの人生を変え、その後も支えつづけてくれているような作品『FACES』。
 
果てしなく深い世界観、宇宙観を抱きつつも、
極めて高い技量をもって、
極めて平易なことばでの表現を、
みずからに課しつづけていたモーリス・ホワイトと仲間たち。
 
ひとりひとりの顔、そしてそこにおのずと表れる微笑み。
それこそが、
この世界を築き直していくための、基(もとい)なんだ、と。
 
そう、毎日を生きていく上での指針を、
高らかに、明らかに、誇りをもって、謳い上げる。
 
闇を見た人にして、初めて、
このシンプルな「ことば」に触れることができるのではないだろうか。
 
わたしなど、実際に、家庭を持ち、家族を養っていく上で、
家長(死語?)の微笑みが妻や子どもたちに与える目に見えない影響は、
深く、ずっと長く続くものだと実感している。
 
家庭こそが、世の基だものね。
 
いまだに1980年に買ったアナログ盤で聴いているアナログ男なんだけど、
この二枚組のアナログ盤を通してもたらされる、この上ない喜び。
決して飽きることのないポピュラリティーに満ち溢れている。
 
そして、モーリスとフィリップによる、
ヴォーカルとコーラスのアレンジの驚異的な素晴らしさ。
このふたりは、どう歌えば、聴き手を気持ちよさのなかに一気にもっていくことができるかを知り抜いている。
 
スティーヴィー・ワンダーの『Songs in the Key of Life』に比しても、全く遜色ない、と個人的に感じている。

モーリス、
あなたは巨大なミュージック・ビジネスのなかでも、
人間的なこころを失わず、
人間的な音楽を創りつづけてくれました。
ありがとう!


posted by koji at 19:29 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 絵・彫刻・美術・映画・音楽・演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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