毎月二回伺わせていただいている和歌山のモモの会。
そこでは、再来年のシュタイナー学校開校に向けて、
地道に実務的な準備を重ねつつ、
精神文化がここから発していくための、
ひとりひとりの<わたし>の力が磨かれていく芸術実践も行われています。
それほどは広くない部屋が、
ひとりの人がお話を語り出すと、
一気に、そこが「お話のお宮」になり、
わたしたち聴き手はそのお宮のなかに包まれるのです。
その場は、ことばの家になります。
現代を生きるひとりひとりの大人が、
キッチリカッキリ敷かれているレールから降りて、
皆に囲まれながら、
各々の<わたし>を生きる、
そんな自由な空間と時間を味わうこと。
そんな大人を何気なく傍で観ながら、子どもたちは育っていくのでしょう。
そして、今日はアイルランド在住の日本人の方が参加して下さったのですが、その方の仰っていたことがとても印象深かったのです。
曰く、「海外に住むことによって、いっそう日本への思慕の念が募るのです」とのこと。
「日本語の美しさ」、とりわけ、間(ま)における豊かさに改めて感嘆されていました。
今日のモモの会(こども園ほしの子)さんの記事をシェアします。
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今日の言語造形。
大人たちの芸術体験の場と、異年齢の子どもたちが仲良く遊ぶ時間が共にあり、心になんともいえない栄養がしみわたります。
ことばを語っているとき、みなそれぞれの肩書きを捨てて、ただ「わたし」として立ちます。
呼吸が深くなり、その人のことばで癒やされるような、うつくしいときを共に過ごしています。
子どもたちは、大きなお姉ちゃんに小さなお姉ちゃんがついていき、その後ろによちよち女の子がついていき、お外でお花摘み。
微笑ましい子どもたちの時間。
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