2015年03月02日

こころのこよみ(第45週) 〜明るく灯される光〜 (再掲)


考える力が強まる、

精神の生まれとの結びつきの中で。

それは感官へのおぼろげなそそりを

まったき明らかさへともたらす。

こころの満ち足りが

世の繰りなしとひとつになりたいのなら、

きっと感官への啓けは、

考える光を受けとめる。




Es festigt sich Gedankenmacht
Im Bunde mit der Geistgeburt,
Sie hellt der Sinne dumpfe Reize
Zur vollen Klarheit auf.
Wenn Seelenfülle
Sich mit dem Weltenwerden einen will,
Muß Sinnesoffenbarung       
Des Denkens Licht empfangen.



ここで言われている「考える力」とは、
余計なことを考えない力のことである。
そして、この時、この場で、何が一番大事なことかを考える力のことだ。 

その力を持つためには、練習が要る。
その練習のことを、シュタイナーはメディテーションと言った。             

普段に感じる共感(シンパシー)にも反感(アンチパシー)にも左右されずに、
浮かんでくる闇雲な考えを退けて、
明らかで、鋭く、定かなつくりをもった考えに焦点を絞る。
ひたすらに、そのような考えを安らかに精力的に考える練習だ。

強い意欲をもって考えることで、
他の考えが混じり込んだり、
シンパシーやアンチパシーに巻き込まれて、
行くべき考えの筋道から逸れて行ってしまわないようにするのだ。

その繰り返すメディテーションによって、「考える力」が強く鍛えられる。

この時期に、メディテーションによって強められる考える力が、
こころにそそりが及んできているのを、
おぼろげに感じるようにわたしたちを導き、
さらに、だんだんとそのそそりを明らかなものにしてゆく。
それが明らかになるほどに、こころは満ち足りを感じる。
こころのなかに精神が生まれるからだ。

そして、そのこころの満ち足りは、
自分だけの満ち足りに尽きずに、
人との関わり、世との関わりにおいてこそ、
本当の満ち足りになるはずだ。

こころの満ち足りは、やがて、
ことばとなって羽ばたき、
人と人とのあいだに生きはじめ、
精神となって、
人と世のあいだに生きはじめる。

こころの満ち足りが世の繰りなしとひとつになってゆく。

ひとりで考える力は考える光となって、
人と人のあいだで、
人と世のあいだで、
明るく灯されるのだ。


考える力が強まる、
精神の生まれとの結びつきの中で。
それは感官へのおぼろげなそそりを
まったき明らかさへともたらす。
こころの満ち足りが
世の繰りなしとひとつになりたいのなら、
きっと感官への啓けは、
考える光を受けとめる。





posted by koji at 22:58 | 大阪 ☀ | Comment(0) | こころのこよみ(魂の暦) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。