
娘二人が通わせてもらったくすのき園あびこシュタイナー幼稚園の春まつり(3月22日 日曜日 10時〜13時)のお知らせです。
まずは、このくすのき園について、わたしが強く感じていることを書かせてもらいますね。
こころ安らかに、大人が自分たちを見守ってくれている。
歯が生え変わる前の子どもたちにとって、これほど、ありがたいことはないのですね。
上の娘が入園させてもらってから七年近く経ったいま、下の娘ももうすぐ卒園なのですが、ふたりの娘たちをまぢかに観ていてそう強く感じます。
園での毎日は、お祈りから始まって、歌と踊りと手仕事に彩られた遊び、そして昔話の物語り、人形劇をもって、淡々と織りなされています。
その決しておおげさではなく、さりげなく当たり前になされ続けている芸術的な毎日の積み重ねが、どれほど子どもたちのからだを健やかに育んでいるか。
それだけでなく、子どもたちの父兄・親御さんたちひとりひとりに対する先生の寛容と慈愛がどれほど親たちの心理を楽にさせているか。
表立っていることよりも、むしろ、先生の内側で育まれているこころと精神のありようが、子どもたちと親たちを包んでいます。
小学校三年生の上の娘を観ていて、あの三年間の幼稚園時代からの恩恵の上にいま生きているんだなと感じることがよくあるのです。
どれほど毎日の宿題に追われていようとも、いつも歌と音楽、物語、手を動かして物を創り出すこと、からだまるごとを動かして遊ぶこと、そしてこころの繊細さを大事にすること、自分自身を大事にすること、それらの喜びを知っているようなのです。
それらの意志の力と喜びは、主に四肢や新陳代謝系から来ています。
その幼児期にからだに据えられたそれらの力と喜びは、その後のその子のひとりで立っていく力・<わたし>の力・こころの強さ・確かさ・しなやかさとして、さらには生涯にわたるからだの健やかさとして、変容していきます。
その変容は、小学校から始まって生涯にわたる社会的な生活の中で、だんだんと表立っていきます。
幼児期とは、かくも、大切な時期なんですね。
そもそも、神々が、その子の精神・こころをこの地上に導きました。
神々はそのあとも、歯が生え変わるまでのおおよそ七年をかけて、親から受け継いだからだに、毎日、毎週、毎月、毎年、働きかけます。
モデルとして親からもらったからだを、その子の精神・こころがそもそも目指している新しいからだへと創り代えるべく、神々は働きます。
新しいからだ(主に頭部)を創り終えた、ひとつのしるしとして、乳歯が押し出されます。
ですから、子どもによっては、永久歯が出てくるにしたがって、だんだんと両親には似なくなってくるのです。
そして、わたしたち大人の振る舞いと、そのような神々の働きとは、子どものからだを育てることにおいて、互いにかかわりあっているのです。
傍にいる大人のこころのありようと振る舞いは、子どもにとって、神々からの創造的力と同じです。
子どもは、からだのまるごとにその影響を受けます。
そのような子どもに対するおおもとの認識をもとにして、園では保育が毎日なされています。
くすのき園の春まつり。
くすのき園の子どもたちも一緒に手伝ってくれて、たくさんの遊びと共にお待ちしていますので、そんな教育に関心のおありになる方、入園を考えていらっしゃる方、この機会にぜひお越しください!
■日時 : 3月22日(日) 10時〜13時
■場所 : くすのき園あびこシュタイナー幼稚園
http://kusunokien.exblog.jp/23583105/
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