この4月より毎週火曜日の午前10時から午後1時まで、演劇クラスを開きます。
言語造形の学びには、そもそも、語り、次に演劇、そして詩の朗唱という三つのステップがあります。
これまで、言語造形を通して語りを学んできた人には、その次のステップとして演劇・ドラマの学びに入ってもらい、演劇という芸術を身をもって学び創っていく作業に入っていきます。
また、初めて言語造形に出会う人は、言語造形の基礎から始め、語りの訓練をしながら、演劇の方向へとだんだんと入っていくことができるようにわたしの方で塩梅加減を見させてもらいながら、同じクラスの中で学んでいってもらいたいと考えています。
約一年の予定で作品創りに入り、2016年3月の作品公開(予定)を目途にして毎週励んでいきます。
また、ルードルフ・シュタイナーによる『言語造形と演劇芸術』(鈴木一博訳)などを実践的に読み込んでいくこと、その他オイリュトミストによるオイリュトミーの練習など適宜織り込みながら、約一年間を通して演劇の基礎を培っていきましょう。
わたしたち「ことばの家」の演劇は、まずもっては、特別な舞台装置や音楽がなくとも、俳優ひとりひとりが、素朴な衣装をまとい、ただただ、言語造形を通してことばを発することを拠り所にしながら舞台に立ち、演技をすることで、作品のドラマを色濃く描き出していくことができる、そのようなスタイルで創られます。
これは、必ずしも舞台装置や音楽を否定するものではなく、俳優によって空間に造形されることばの響きが、聴き手の想像力と感情に働きかけてくるがゆえに、まずもってはそのことばの力を信頼しての、舞台創りということです。
できうる限り、余計なものは削ぎ落としていき、人のからだとこころと精神という、人のまるごとで、まずは説得力のある舞台を創ることができるのではないだろうか、という希みをもとにしています。
ことばの力とひとつになりながら舞台の上に立つ。そして、人と人とが共にひとつのものを創り上げていく。その喜びは、かけがえのないものであり、かつ、どの人も味わうことのできるものです。
言語造形によって、ことばと自分自身の魅力を改めて見いだしながら、演劇を創る作業に共に取り組んでみませんか。
(講師 諏訪耕志)
■日時 基本的に毎週火曜日(月に4回) 午前10時から午後1時
■参加費 お月謝制 15,000円
(月によりオイリュトミーなどの練習が入る場合、若干の変動があります)
■クラスにご参加される前に、おひとりおひとりお気持ちをお聴きする時間を持ちます。
■4月始まりのために、参加お申し込みを3月22日(日)までといたします。
■場所・お問い合わせ 言語造形のためのアトリエ「ことばの家」
http://www.kotobanoie.net/access.html
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