2014年12月29日

こころのこよみ(第38週) 〜目覚めよ、男たちの内なるおさな子〜 (再掲)


『聖き夜の調べ』

わたしは感じる、

まるでこころの奥で、精神の子が魔法から解かれたようだ。

その子は心の晴れやかさの中で、

聖き、世のことばとして、
 
希みに満ちた天の実りとして、生まれた。
 
それが喜びの声を上げて世の彼方へと拡がりゆく、

わたしのわたしたるところ、神の基から。




Weihe-Nacht-Stimmung   
Ich fuehle wie entzaubert
Das Geisteskind im Seelenschoss,
Es hat in Herzenshelligkeit
Gezeugt das heil'ge Weltenwort
Der Hoffnung Himmelsfrucht,
Die jubelnd wächst in Weltenfernen
Aus meines Wesens Gottesgrund.

   


クリスマス、それは、おさな子の誕生を寿ぐ日。

どの人のこころの奥にも眠っているおさな子のおさな子たるところの生まれを祝う日。

おさな子、それは、子ども時代の内でもとりわけ、記憶の境の向こう、三歳以前のわたしたちのありよう。

いまこそ、この時代こそ、世の男たちの(このわたしの)内なるおさな子が目覚めますように。
そう祈らずにはいられない。

なぜなら、おさな子のおさな子たる力とは、世のすべての争い、分け隔て、エゴ、それらを越える、創造する力、愛する力だから。

わたしたちは、そのおさな子の時に、おおよそ三年かけて、歩く力、話す力、考える力を育み始める。

その三つの力は、人のからだを創っていく力でもある。
歩く力によって脚が、
話す力によって胸が、
考える力によって頭が、
だんだんと創られていく。

歩く力、話す力、考える力は、当然その子によって意識的に身につけられたものでもなければ、大人によって教え込まれたものでもなく、そのおさな子の内から、まるでこうごうしい力が繰り出してくるかのように、地上的な力を超えたところから、生まれてきた。

そのおのずと生まれてきたこうごうしい力は、しかし、三年間しかこの世にはない。

おさな子のおさな子たるところが輝く三年間から後は、その子の内に、少しずつ地上を生きていくための知性と共に、エゴがだんだんと育ち始める。

きっと、それも、人の育ちにはなくてはならないもの。

しかし、おおよそ、三年の間のみ、人の内に、からだを創るためにそのこうごうしい力は通う。

この地を生きていくための基の力であり、かつ、この地を越えたこうごうしいところからの力は、三年の間のみ、おさな子に通う。

「聖き、世のことば」キリストも、この世に、三年間しか生きることができなかった。
イエス、三十歳から三十三歳の間だ。

そのイエスにキリストとして三年間通った力は、おさな子のおさな子たるところからの力であった。
キリストは、世のすべての争い、分け隔て、エゴを越え、人のこころとこころに橋を架ける、愛する力として、この地上に受肉した。

後にキリストを宿すイエスが母マリアから生まれたとされている、24日から25日の間の聖き夜。
その夜から、キリストがイエスに受肉した1月6日までをクリスマスとして祝う。

そして、このクリスマスは、二千年以上前のおおもとの聖き夜に起こったことを想い起こすことを通して、わたしたちの内なるおさな子たるところを想い起こす時だ。

そして、いまから三千年以上あとに、すべての人がみずからのこころに精神のおさな子(生命の精神 Lebens Geist)・キリストを見いだすことを、予め想い起こして祝う時だ。

三歳以前のわたしたちの内に、確かに、そのこうごうしい力が通っていた。

そして、いまも、通っている。

しかし、わたしが、そのこうごうしい力を想い起こせばこそ、いまもその力が通っていることに目覚めることができる。

このクリスマスの日々に、その力を自分の内にも認めればこそ、来る年への希みが羽ばたき始める。

争い、闘い疲れている男たちが、みずからの内なるおさな子を想い起こしてゆくならば、世はおのずから刻一刻となりかわっていくだろう。

  
『聖き夜の調べ』

わたしは感じる、
まるでこころの奥で、精神の子が魔法から解かれたようだ。
その子は心の晴れやかさの中で、
聖き、世のことばとして、
希みに満ちた天の実りとして、生まれた。
それが喜びの声を上げて世の彼方へと拡がりゆく、
わたしのわたしたるところ、神の基から。



posted by koji at 22:16 | 大阪 ☁ | Comment(0) | こころのこよみ(魂の暦) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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