2014年10月09日
『普遍人間学を読む』クラスと言語造形クラスのご案内・毎月第二水曜日
昨年から始まっている「ことばの家」での第二水曜午前の言語造形クラスの改めてのご案内と、
同じ日の午後、11月から新しく、『普遍人間学を読む』クラスを開講しますので、そのご案内をいたします。
昨年の秋から始まった第二水曜・言語造形クラスにおいては、初めて言語造形に取り組む方が多く参加されています。
ことばを話すということが芸術になりうるのだ、ということ。
そのことをからだで験(ため)していくうちに、ことばを話す人間ひとりひとりが、唯一無二の芸術的ななりたちをしていることに気づきはじめます。
練習を重ねるほどに、ことばというものの魅力と共に、人というものの魅力に目覚め始めます。
なぜなら、ことばとは人であり、人とはことばの響きと共に人となりゆくからです(ヘレン・ケラーのことを思い出します)。
このクラスも一年経って、前向きな姿勢のメンバーが集まってくださり、毎回とてもいい雰囲気に満ちています。
あと、若干のメンバーを募集しています。
この秋冬から、新しく言語造形に取り組んでみたいという方、一度、ぜひ体験にお越しください。お待ちしています。
●水曜言語造形クラス
日時: 毎月第二水曜 午前10時〜12時30分
参加費: 初回体験 3,500円 その後12回連続 36,000円
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次に、『普遍人間学を読む』クラスのご案内です。
ルドルフ・シュタイナーがヴァルドルフ学校(通称シュタイナー学校)をシュテュットガルトで開校する直前に、その学校の教師になる人々に向かって行った14日間連続講義の記録が『普遍人間学 〜教育の基として〜』として残されています。
「教育」ということば、それはドイツ語では Erziehung ですが、Er(まさに)ziehung (引き出すこと)として、子どもを育てることから、大人の自己教育、生涯教育まで総じて指します。
このクラスでは、わたしたち大人自身の自己教育、生涯教育としても、この人間学をアントロポゾフィーの観点から味わいつつ深く学んでいきたいと考えています。
わたしたち大人は、わたしたち自身から、何を、どう、引き出していきましょうか。
この現代の自然科学至上主義・機械産業隆盛のもとに、どんなものが、どんな風潮が、わたしたちに押し寄せてきているでしょうか。
これからを生きる、子どもを含むすべての人が、人として、ひとりひとりの人として、いのちを謳歌していくことができる社会的な動き(それは同時に、とても個人的な内なる動きでもあります)をどのように創り出していきましょうか。
また、芸術をする人、言語造形をする人にとっても、みずからのまるごと、からだ、こころ、精神を実践的に見てとっていくことが欠かせないことです。
そのためにも、この書は、実に大いなる深みをもって、そのまるごとの人のありようを詳細に伝えてくれています。
この本を丹念に読み深めながら、教育(まさに引き出す)ということの基を摑み、その基の考えをこころの芯まで、手足の先まで、育みつつ深めていきましょう。
そして、ひとりひとり、己の仕事にその精神を注ぎ込んでいきましょう。
翻訳は、言語造形家の鈴木一博さんの訳を使います。
●『普遍人間学を読む』クラス
日時: 第二水曜 午後13時30分〜15時30分
参加費: 毎回2,500円 6回連続12,000円
※ご参加される前に本のご購入をお願いいたします。次のサイトでご購入いただけます。
精巧堂印刷所
場所・お問い合わせ・お申込み: ことばの家
講師: 諏訪耕志
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