今月末の言語造形公演『宮澤賢治の世界』(http://kotobanoie.seesaa.net/article/372681698.html)に向かって、稽古しているところです。
娘は学校から帰ってきて二時間ほどたっぷり遊んでから、晩御飯の前に稽古してるのですが、
そのせいか、毎晩九時になると、ばたんきゅ〜で寝てしまっています。
お母さんと一緒に毎日同じことに取り組むこと、
そして毎日少しずつ上達していくことが相当嬉しいようで、
喜んで一生懸命声を出していて、
その姿は、我が娘ながら、なんともありがたく、尊敬の念すら感じます。
わたしたちがすることは、
賢治の作品に、できうるかぎり、できうるかぎり、沿っていくこと。
作品と、声を出すわたしたちが、ひとつになること。
そして、こうして声を出すことができる喜びと感謝を稽古のたびごとに感じること。
毎日、それらのことだけをしながら、淡々と日々を生きています。
確かに、公演の当日は、ある種の、「お祭り」なのですが、
その日になすことと、毎日稽古でしていることとは全く同じで、
これが人生なんだとも思うのです。
しかし、やはり、公演の当日が、
誰よりも、声を出させてもらうわたしたち自身が楽しみで楽しみでしょうがないのです。
作品とひとつになる喜び。
来てくださったお客様と共感を分かち合える喜び。
からだとこころをもってこの世に生まれてきてよかったと本当に感じられる喜び。
そういった喜びが、本当に膨れ上がる日でもあるのです。
皆さん、お待ちしていますね。
一緒にこの喜びを分かち合いましょう!
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