2013年09月15日

『おくのほそ道』at 百年長屋 ありがとうございました!

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大阪玉造の百年長屋さん(http://nagaya100.com/)にて、
今日、言語造形による『おくのほそ道』を聴く会が催されました。

出演は、御年八十にもうすぐなられるという北川三代さん。
ここ七年間、月に二回、ことばの家の言語造形レッスンに通って下さっています。

北川さんのその声の張り、ことばの一音一音の粒立ち、身振りの伸びやかさ、身体全体のアクティビティー、
すべてが本当に素晴らしく、聴く人を芭蕉のことばの世界に即座に招き入れる、そんな時空を創り出してくださいました。

ご本人はご謙遜されて、「わたしは何にも分からずにやっております」と仰るのですが、
本当に素晴らしかった・・・。

今日聴きに来てくださったお客様方が、
「最近、まわりで聞こえてくることばが上滑りしているように感じられてしょうがなくて、
もどかしい思いをしていたところに、今日、まず、第一声から、
ことばが突き刺さってくるのを感じたんです。本当に今日ここへ来てよかったと思いました」
「おくのほそ道をこうして生の声で聴くのは初めてだったのですが、
ことばが流れ去って行かずに、しっかりとデザインされていることを感じました」
と話してくださいました。

この三年間、ずっと『おくのほそ道』を練習して下さっている北川さんおひとりのために、
このような会を開くことができたこと、
これはわたしにとっても本当に大切なことでした。
彼女の言語造形に対する変わらない信頼、止むことのない言語造形を楽しむこころ。
そんな、本当に、貴重な、彼女のこころもちに対して、
わたしはどういう形でお応えできるだろうかと探り続けていました。

そんなわたしに、今日の会の話を持ってきてくださったのが、
空堀ことば塾(http://www.karahori.jp/)の塙狼星さんでした。

塙さんは北川さんと同じクラスに所属していて、
北川さんの『おくのほそ道』の稽古にずっと触れていらしたのです。

塙さんは、司会もしてくださいました。
彼はいくつもの質問、問いを用意してくれていて、
言語造形による語りの後、北川さんとわたしに絶妙な問いを投げかけてくれます。

この『おくのほそ道』をすること、言語造形をし続けること、そのわけ。
言語造形とほかの語りや朗読との違いは何か。
シュタイナーの言語観。
そして、ことばとは、そもそも何であるのか。

そのような問いを通して、その人の大事にしていることをその人から絶妙に引き出してくれるのです。
今日は、そんな彼の力で、素晴らしく濃密で、かつ、風通しのいい会になりました。

言語造形の実演だけでなく、普段北川さんとしている稽古を皆さんの前でお見せするミニワークショップや、そのような質疑応答も織り込んで、
今日の会は、これから言語造形がより多くの人たちに知られてゆくための、
ひとつのモデルケースのようなものを見いだせた手応えを感じるものでした。

そして、今日の場所を提供して下さった百年長屋の中西緑さん、そしてお手伝いをしてくださった中西さんのお仲間の皆さん、こころよりお礼を申し上げます。

「日本人が本当に大切にしなければならないものは何なのか」という問いに答えてゆくような催しを、これからも百年長屋でしていきたいという中西さんの志に、
わたし自身、こころが共鳴するのを覚えています。
本当に今日はありがとうございました。これからもどうぞお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。



posted by koji at 00:31 | 大阪 ☁ | Comment(0) | ことばづくり(言語造形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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