先週の水曜日、そして今日と、広島大学に伺って、言語造形の時間を持ってきました。
大学院で学んでいる若い人も加わって、
こころが清々しくなるような素晴らしい時間を生きることができました。
呼んでくださったのは、同大学院文学研究科准教授をされている衛藤吉則先生。
http://www.hiroshima-u.ac.jp/bungaku/staff/p_f12334.html
シュタイナーのアントロポゾフィーにおける哲学・認識論を通して、
人の自己教育、自己認識、自己実現を、大学の中でずっと学生さんたちとともに追求されている先生です。
そして、将来、ご自身のイニシアティブで治療教育・看護を軸とする場を創っていく夢を熱く抱いている方なのです。
そのような熱い情熱を抱かれている方だからこそ、
今回わざわざ言語造形を体験するために大阪からわたしを呼んでくださったのだと思うのですが、
その熱い想いにもかかわらず、
穏やかで、ものごとを柔らかく受け止められる衛藤先生のあり方に、
わたしは本当に敬意を覚えました。
また、今回の衛藤先生とのご縁を作ってくださった西井美穂さん。
http://ameblo.jp/mihorintatsurin/
彼女は同じく広島大学大学院でアントロポゾフィーの認識論・倫理哲学を研究されています。
彼女は、そもそも、言語というものに以前から関心を抱き続けていらっしゃって、
そしてとてもとても熱心な方で、
わたしが兵庫県姫路市でしている言語造形の会にも足を運んでくださっています。
さらに彼女は日本語での『神秘劇』上演を目指すプロジェクトにも参加されています。
言語造形のこと、ヴァルドルフ教育のこと、現在の日本の大学という場におけるアントロポゾフィーの受容のされ方、そしてさらに互いの家族のこと、将来の夢のこと・・・
話は尽きませんでした。
衛藤先生、西井さんの熱い想いと細やかで暖かいお心遣いのおかげで、
素晴らしい時間を持つことができたことに感謝、感謝です。
今回のように、言語造形の体験を通して、
人と人とが共感を分かち合い、互いに語り合い、互いを知り合う、
そのような時と場を提供していく仕事。
これは、わたしに与えられたまぎれない使命であり、恩恵です。
衛藤先生、西井さん、どうもありがとうございました。
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広大での言語造形のレッスンを、ありがとうございました。
淡々と、そのままを書いてくださる言葉は、とても心地よく響きます。
どうぞ、お体に気をつけてお過ごしください。
今回の広島大学での時間はわたしにとって恩寵だったと感じています。
言語造形に関心を寄せていらっしゃるお二人と活き活きとお話ができたからです。
ありがとうございました。
また、西井さんのお仕事の進捗状況などを知ることができましたら嬉しく思います。