2012年08月21日

こころのこよみ(第19週) 〜繰り返される勤しみ〜


密やかさに満ちて新しく受けとめたものを

憶いとともに抱きしめる。

それがわたしの勤しむこれからのこと。

それはきっと、強められた己の力を

わたしの内において目覚めさせ、

そして、だんだんとわたしをわたしみずからに与えていくだろう。


Geheimnisvoll das Neu-Empfang'ne             
Mit der Erinn'rung zu umschließen,            
Sei meines Strebens weitrer Sinn:             
Er soll erstarkend Eigenkräfte                
In meinem Innern wecken                  
Und werdend mich mir selber geben. 
 


先週の『こころのこよみ』にあった「世のきざしのことば」。

その「ことば」が、
もし、わたしのこれまでの感じ方、考え方を、
拡げてくれるような、深めてくれるようなものだったとしたなら、 
わたしはそれを、何度も何度も、意識の上に、こころのまんなかに、置いてみよう。

そして、その「ことば」を何度も抱きしめてみよう。

こころで抱きしめるという行為を何度もしていくうちに、
その「ことば」と、わたしが、
だんだんと、
ひとつになっていく。    

「世のことば」が、「わたしのことば」になっていく。    

その繰り返しの行為こそが、
<わたし>の力を強めてくれる。

わたしのわたしたるところが、だんだんと、目覚めてくる。



posted by koji at 16:14 | 大阪 ☀ | Comment(0) | こころのこよみ(魂の暦) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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