わたしはこころを拡げることができるのか、
受けとった世のきざしのことばを
己と 結びつけつつ。
わたしは予感する、きっと力を見いだすことを。
こころをふさわしくかたちづくり、
精神の衣へと織りなすべく。
Kann ich die Seele weiten,
Daß sie sich selbst verbindet
Empfangnem Welten-Keimesworte ?
Ich ahne, daß ich Kraft muß finden,
Die Seele würdig zu gestalten,
Zum Geisteskleide sich zu bilden.
この夏、
こころを拡げることができるような「ことば」を受け取ることができただろうか。
これまでの自分なりの感じ方、考え方を、よき意味で突き崩し、限りを拡げていくような「ことば」を。
そう、自分に問うてみる。
おそらく、それは、どれぐらいこころの中で葛藤したかにかかっている。
夏の美しさと共に、
夏の混乱、惑溺が、この身に押し寄せ、
いま一度、自分の中心軸を見いだすための葛藤を経ることによって、
これから秋から冬へと生きていくための大いなる叡智の元となるような、
「世のきざしのことば」が初めて受け取られるのではないだろうか。
葛藤したからこそ、
「わたしは、きっと、力を見いだす」という予感がある。
<わたし>という本体は、精神であり、
その本体が衣として纏うのが、こころである。
葛藤の果てに受けとったその力は、
<わたし>という本体が纏う衣として、こころの力として、
きっと、織りなされていくはずだ。
この予感を大事にして、一日一日、少しずつでも前に進んで行こう。
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