精神の深みからの光が、
Nach außen strebt es sonnenhaft.
まるで太陽のように輝きだす。
Es wird zur Lebenswillenskraft
それは生きる意欲の力になり、
Und leuchtet in der Sinne Dumpfheit,
そして、おぼろな感官に輝きいり、
Um Kräfte zu entbinden,
力を解き放ち、
Die Schaffensmächte aus Seelentrieben
こころから創ろうとする力を
Im Menschenwerke reifen lassen.
人の仕事において、熟させる。
考える(思考)、欲する(意欲・意志)、感じる(感情)。
この三つの力が、こころの内に織りなされています。
この第31週の『こころのこよみ』には、
その三つの力がバランスよく織りなされている様が描かれています。
「精神の深みからの光が、まるで太陽のように輝きだす」
メディテーションという、
物質の世にとらわれない、
「まぎれなく考える」行為によってこそ、
この太陽のように輝きだす光を覚えることができます。
また、その「まぎれなく考える」という内なる行為には、
必ず、「考えるに仕える」という意欲の力、欲する力が欠かせません。
アントロポゾフィーのこころの練習においては、
むき出しの意欲に向き合うのではなく、
まぎれなく考えるメディテーションを通して、
意欲の培いに取り組んでいきます。
意欲・意志は、考えることの内に育まれていきます。
まぎれなく考えることから、
つまり、精神の輝く光から、
「生きる意欲の力」が生まれ、育ってきます。
そして、見ること、聴くこと、触れること、その他の感官に、
その光が輝きいります。
「おぼろな感官に輝きいり」
それは、感官という「世を欲する働きと器官」「意欲の器官」に、
考える力が通うということでもあります。
この考える力と欲する力との結びつき、結婚が、
感じる力という子を産みだします。
「力を解き放つ」
そして、その感情の力は、
こころからの情熱となって、
人を仕事に向かわせ、
人を仕事において深め、前進させるでしょう。
「こころから創ろうとする力を、人の仕事において、熟させる」
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