2011年11月06日

こころのこよみ(第30週)〜自分の真ん中〜

Es sprießen mir im Seelensonnenlicht

こころの太陽の光の中でわたしに生じる、

Des Denkens reife Früchte,

考えることの豊かな実り。

In Selbstbewußtseins Sicherheit  

みずからを意識することの確かさにおいて、

Verwandelt alles Fühlen sich.  

すべての感じ方が変わる。

Empfinden kann ich freudevoll  

わたしは喜びに満ちて感覚することができる、

Des Herbstes Geisterwachen:  

秋の精神の目覚めを。

Der Winter wird in mir   

冬はわたしの内に、

Den Seelensommer wecken.  

こころの夏を目覚めさせるだろう。



ここで、
「こころの太陽の光」とありますが、
そもそも、その「光」を己のこころに感じ、見るためには、
己のこころの中の「闇」を見て、感じていなければ、
きっと、リアリティーのないことばになるのではないでしょうか。

いまを生きている人で、
己のこころの内に闇を感じない人はおそらくいないでしょう。

しかし、感じてはいても、
しっかりと己の内なる闇を見据えることは、
わたしたちの大きく大切な課題のひとつだと言えます。

いま、わたしたちは、その内なる闇を見据えることを通して、
その闇にみずから光を差し込ませるときを迎えています。

秋という季節だからでもありますし、
現代という時代だからでもあります。

それは、
人が己の考える力をしっかりと研ぎ、鍛えるほどに、
わたしのわたしたる拠り所、故郷、真ん中に、
立ち戻ることができる季節であり、時代だからです。

その真ん中とは、
常に生きていくための力の泉が湧いてくるところです。

みずからがみずからに問うことによって考えることから、
人は真ん中に立ち戻ることができ、
その真ん中からは、その人ならではの豊かな実り、命の水が、もたらされます。

そして、内なる闇に光が注がれていきます。

これまでも常に光は注ぎ続けてくれていたのでしょうが、
闇は光を捉えなかった。
しかし、これからは、人が真ん中に立つことを通して、
だんだんと闇は光を捉えていくでしょう。

また、
自分の真ん中を意識できること、
それは落ち着きと確かさと希みをもたらしてくれます。

その落ち着きと確かさと希みは、
世に対する見方、感じ方を、きっと、変えます。

そして、
喜びとは、
自分の真ん中に立つことから生じてくるのではないでしょうか。

それは、精神の目覚めと言ってもよく、
秋のそのような目覚めは、
冬の内なる熱いこころざしと希みに繰りなしていきます。

ちなみに、
訳のまずさを置いておいて、言うのですが、
まずは、この『こころのこよみ』を、
息を使い切りつつ声に出しながら、
何度も味わうことをしてみますと、
読む人のこころが、
そこに書かれてあることばに、
だんだんと寄り添ってくる。
そして、だんだんとこの『こよみ』の意味(こころの味わい)が、
こころに向かって降りてきます。

学びには様々な道がありますが、
(本を読むことなどを通して)アントロポゾフィーの学びをより進めていくことと、
この『こころのこよみ』を繰り返し声に出すこととが相まって、
メディテーションがだんだんとなりたってくる、
そのような道がある。
そうわたしは感じています。



posted by koji at 23:42 | 大阪 ☔ | Comment(0) | こころのこよみ(魂の暦) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。