遅ればせながら、今週の「こころのこよみ」を味わっていただければ嬉しいです。
In winterlichen Tiefen
冬の深みにおいて、
Erwarmt des Geistes wahres Sein,
精神のまことのありようが暖められ、
Es gibt dem Weltenschine
世の現われに、
Durch Herzenskraefte Daseinsmaechte;
心の力を通してありありと力が与えられる。
Der Weltenkaelte trotzt erstarkend
世の冷たさに立ち向かうのは、強められた、
Das Seelenfeuer im Menscheninnern.
人の内なるこころの炎。
(第43週 1月26日〜2月1日)
暖かさ、火、燃え盛るもの、炎。
この1月の間、
「こころのこよみ」を詠んでいますと、
ひたすら、こころの内に、これらの要素を呼び起こさんとして、
ことばが刻み込まれているのを感じます。
なぜならば、ここに書かれてあるとおり、
世には冷たさが、
人のこころには容易に冷たさと驕り高ぶりが立ち上がってくるからです。
考える力から、この炎は生まれています。
しかし、同じく、
考える力から、
冷たさと驕り高ぶりも生まれえます。
それは人のこころに「わたし」が通い得ないところから生じます。
世の冷たさとは、
おのれのこころを支配しようとする冷たさです。
その冷たさに立ち向かうのは、
高く考えることから生まれる暖かさ、そして炎しかありません。
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