頭がすっきりしてきたように感じます。
こころの中のつぶやきを書いてみました。
これまでに道に参学し、道をあきらかにしてきた人が、何人もいる。
そして、これからも道に参学し、道をあきらかにする人が、何人もいる。
しかし、いま、ここで、「わたし」が、道に参学し、道をあきらかにしようとするならば、
すべての古今、未来に亘って存在する人は、
「わたし」と共に、いま、ここに、いる。
複数いる。
大勢いる。
しかして各々のありようは各々のまま光輝いており、
互いは「一切の固定的な決めつけを脱した自由自在・融通無凝な関係(森本和夫氏)」にある。
その関係は「なんら妨げたり束縛したりし合うことのないもので」ありつつ、
「それは関係がないということではないはず」である。
「このような卓越した働きがあることを参求すべきである。」
時の流れと空間の遠近を超えて、
すべての賢者は、
いま、ここに、いるのだ。
「いはゆる古仏は、新古の古に一斉なりといへども、
さらに古今を超出せり、
古今に正直なり。」
この「わたし」が、いま、ここに、あること。
その意識を毎日、少しでも多くの時間重ねていきたい。
【読書ノートの最新記事】
- 写真という信仰の道 〜日高 優著「日本写..
- 前田英樹氏著「ベルクソン哲学の遺言」
- 近藤康太郎著『百冊で耕す』
- アラン『幸福論』から
- 小林秀雄『ゴツホの手紙』
- 辞典ではなく註釈書を! 〜保田與重郎『わ..
- 前田英樹氏著「愛読の方法」
- 前田英樹氏「保田與重郎の文學」
- 江戸時代にすでにあつた独学の精神 小林秀..
- 前田英樹氏『保田與重郎の文学』読書ノート..
- 前田英樹氏『保田與重郎の文学』読書ノート..
- 吉田健一「本が語つてくれること」
- 執行草舟氏『人生のロゴス』
- 学びについての学び 〜小林秀雄『本居宣長..
- 小川榮太郎氏『作家の値うち』
- 芸術としての文章 遠山一行著作集(二)
- 精神の教科書 詩集ソナタ/ソナチネ
- 語り口調の闊達さ 福翁自傳
- 柳田國男 ささやかなる昔(その一)
- 幸田露伴 〜美しい生き方〜