2024年09月09日

ご先祖供養こそ我が国の信仰の営み






今回の動画の内容は、執行草舟先生の番組を観させていただき、おおいに感ずるところあり、その内容を引き継ぐようなつもりで語らせてもらったものです。

執行草舟チャンネル【公式】
【先祖供養で 1番大切な事】




観て下さつて、どうもありがたうございます。

これからも、アントロポゾフィーに学びつつ、言語造形の研鑽に励みつつ、発信を続けて参りますので、どうぞよろしくお願ひいたします。

アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志





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2024年09月07日

見えないものを観る力を育む 聞こえないものを聴く力を育む






この動画は、2024年6月23日に収録しました。


観て下さつて、どうもありがたうございます。

これからも、アントロポゾフィーに学びつつ、言語造形の研鑽に励みつつ、発信を続けて参りますので、どうぞよろしくお願ひいたします。

アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志




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【アントロポゾフィーハウス ことばの家 オンラインクラスのご案内】


【毎週日曜夜『シュタイナー こころのこよみクラス』】

シュタイナーの学び(アントロポゾフィー)には様々な入り口があります。
四季の巡りという時の流れ。
その中で、移ろいゆく人のこころ。
そのふたつを意識的に重ね合わせて行くことが、メディテーションへの道となってゆきます。
毎週の「こよみ」を通して、こころを整え、こころを深め、こころを暖ためてゆく、そんな学びの入り口です。
オンライン上ですが、毎週、日曜日の夜に集うことで、わたしたちはシュタイナーが残した毎週の「こよみ」のことばを芸術的に味わい、月曜日から始まる七日間をより精神的に備えたいと思います。
また、人と人との毎回の出会い、邂逅を大切にしたいのです。
ですので、「こころのこよみ」を軸に、毎回、参加したひとりひとりの方のこころからのことばを聴き合うことに重きを置きます。
繰り返しになりますが、シュタイナーの学び(アントロポゾフィー)には様々な入り口があります。
この入り口は、人と人とが共にこころの調べを聴き合う、そんな共なる「こころのこよみ」を辿ってゆく道の始まりに、きっとなるでしょう。
一年間の予定です。
ご一緒に歩んで参りませんか。
お申し込み、こころよりお待ちしております。

アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志


この『こころのこよみ』のドイツ語の題は『Seelenkalender』です。
ドイツ語の「Seele」をわたしは、「魂」ではなく、「こころ」と訳してゐます。
それは、「魂(たましひ)」といふ日本のことばが、古来、ひとりひとりの人の靈(ひ)・精神をいふことばであつたからです。
シュタイナーが「Seele」といふことばで言つてゐるのは、その靈・精神(Geist)から凝(こご)つたところ、すなはち「こころ」のことだからです。


●日時
毎週日曜日午後8時〜おおよそ9時


●テキスト
シュタイナー「こころのこよみ」(諏訪耕志訳) 
拙ブログに掲載しているものをご紹介します。


●参加費
毎月(平均4回のクラス) 5000円
体験参加  2000円


●お問い合わせ・お申し込み
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/



●お振込み
三菱UFJ銀行 北畠支店 普通 0662296 諏訪 耕志
参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。




【zoomによる言語造形クラス】


●日程
第二水曜日10時〜11時半(ご参加人数により12時まで)


●参加費
体験ご参加 5000円
その後6回連続ご参加 24000円
※連続ご受講の際、受講者の方のご都合でのお休みに際してご返金できかねますので、ご了承ください。


●お振込み先
三菱UFJ銀行 北畠支店 普通 0662296 諏訪 耕志


参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。


●お申し込み・お問い合わせ
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/




【「いかにして人が高い世を知るにいたるか」オンラインクラス】


●zoomによるオンラインクラス開催日時
木曜クラス(毎週) 20時〜21時
月曜クラス(毎週) 20時〜21時


●ご参加費
体験単発参加  2000円
お月謝制(基本的に月に4回) 5000円


●お振込み先
三菱UFJ銀行 北畠支店 普通 0662296 諏訪 耕志


参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。


●お申し込み・お問い合わせ
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/




【「テオゾフィー 人と世を知るということ」オンラインクラス】


●zoomによるオンラインクラス開催日時
毎月二回 いずれも土曜日
(正確なスケジュールは、下記の「含まれるクラス」欄にてどうぞご確認ください)
午前10時〜12時
●ご参加費
体験単発参加  3500円
6回連続    18000円


※連続ご参加の場合、ご自身のご都合による欠席は講座費は払い戻しはいたしません。後日、録画した動画をご覧いただけます。


●お振込み先
三菱UFJ銀行 北畠支店 普通 0662296 諏訪 耕志


参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。


●お申し込み・お問い合わせ
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/



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【アントロポゾフィーハウス和歌山 クラスのご案内】


●日時:毎月第三の月曜日
   10時から12時 アントロポゾフィーの学び
   12時半から14時 言語造形


●場所:和歌山県岩出市内の公民館


●参加費:初回体験 5000円
     5回連続 20000円


お問い合わせ・お申し込み:
  アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/




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HP「アントロポゾフィーハウス ことばの家」
https://kotobanoie.net/



諏訪耕志ブログ『断想・・アントロポゾフィーに学びつつ・・』
http://kotobanoie.seesaa.net/



you tube channel「アントロポゾフィーハウス ことばの家」
チャンネル登録、どうぞよろしくお願ひします。
https://www.youtube.com/user/suwachimaru/videos


言語造形(Sprachgestaltung)とは、ルドルフ・シュタイナーの精神科学・アントロポゾフィーから生まれた、ことばの芸術です。ことばを話すことが、そもそも芸術行為なのだといふことを、シュタイナーは、人に想ひ起こさせようとしたのです。


わたくし諏訪耕志は、1993年から、アントロポゾーフ・言語造形家である鈴木一博氏に師事し、2003年より「ことばの家」として、大阪の住吉にて、そして、2024年10月から京都市伏見区醍醐にて、言語造形、ならびに、アントロポゾフィーを学ぶ場を設けてゐます。






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こころのこよみ(第24週)



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おのれを絶えず創り上げつつ

こころはおのれのありやうに気づく

世の靈(ひ) それは勤しみ続ける

おのれを知ることにおいて新しく甦り

そして汲み上げる こころの闇から

おのれの感官の意欲の稔りを



Sich selbst erschaffend stets,         
Wird Seelensein sich selbst gewahr;      
Der Weltengeist, er strebet fort        
In Selbsterkenntnis neu belebt        
Und schafft aus Seelenfinsternis       
Des Selbstsinns Willensfrucht.     



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【向かひ合ふ週 第29週】


おのれで考へるの光を

内において力強く灯す

生きられるところを意味深く指し示す

世の靈(ひ)の力の泉から

わたしへの いま 夏の贈りもの

秋のしづかさ そしてまた 冬の希み



Sich selbst des Denkens Leuchten           
Im Innern kraftvoll zu entfachen,           
Erlebtes sinnvoll deutend                  
Aus Weltengeistes Kräftequell,             
Ist mir nun Sommererbe,                 
Ist Herbstesruhe und auch Winterhoffnung.  







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2024年09月05日

衝動や情念や欲望を無理やり抑え込まないこと






観て下さつて、どうもありがたうございます。

これからも、アントロポゾフィーに学びつつ、言語造形の研鑽に励みつつ、発信を続けて参りますので、どうぞよろしくお願ひいたします。

アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志


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2024年09月03日

幼児教育の重要性とカルマの働き






観て下さつて、どうもありがたうございます。

これからも、アントロポゾフィーに学びつつ、言語造形の研鑽に励みつつ、発信を続けて参りますので、どうぞよろしくお願ひいたします。

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写真という信仰の道 〜日高 優著「日本写真論」〜



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わたしはこれまで写真というものに関心を寄せることがほとんどなかった。精確に言うと、写真を芸術作品として観るための前もっての知識をほとんど持っていなかった。もっと精確に言うと、ものを観ることにおけるこころの深みにほとんど目覚めていなかった。ものを観ること、その感官の営みに精魂を籠めることの喜びを根本的に知らなかったのだ。


わたしたちの暮らしの中で、冷暖房が効いた部屋で過ごすことや、電車やバスに乗ったり、インターネットで遠くに住む人と顔を見合わせながら会話ができたりするのと同じ程度に、いやそれ以上に、写真というものが暮らしの中にあることがあまりにも当たり前のことであった。それゆえ、写真を観ることへの意識が全くといっていい程、眠っていたのだ。


この日高 優氏の著作は、根底からそういった、現代人特有のと言ってもいい意識を眠りから呼び覚ます。


物が、ここに、あるということ。この「物」をあえてここでは「ぶつ」と言いたい。そして、それを観るということ。


写真を撮るということは、目の前の物(ぶつ)を見ることから始まり、さらにファインダーを通して、物の物たるところ、「もの」を観ることへと、こころの射程距離を伸ばしてゆくことであった。


写真家は、生(なま)の眼によって得る知覚と、カメラという「機械による知覚」とを、シャッターを押すことを通して結び合わせ、生みだす映像に「もの」が写し出されるのを待つ。


そして、写真を視るわたしたちは、「ものを観ることの深み」に目覚めるための機会を与えられる。ものを、ものものしく観るレッスンの始まりである。その練習の継続は、こころの開眼への道を歩きゆくことである。それは、写真家当人が歩いた道のりでもある。


この本を読み、まず驚いたのは、写真を撮ることと写真を観ることは、共に、信仰にまで届くこころの修練をもって、どこまでもその質を深められるということ。その感官の営みの深まりは、人生を生きるということそのことが豊かな稔りを得ることへと繋がってゆく。


深みを観る。ものがここに在ることの深みを観る。「在ること」の神秘に目覚める。それは世の深みとその持続を生きるということであり、誰もが啓いてゆくことのできるこころの技量である。


写真を撮る人は、深みと持続を生きる人、靈(ひ)にカメラで触れる人であった。


さらに、この本の題名は『日本写真論』である。


写真という存在がもたらす神秘、その写真を撮るという営み、そのことを愚直なまでに深めたのが、「日本人」であったということ。読んでいて、そのことに刮目させられるのである。


この書では、昭和を生きた三人の写真家、木村伊兵衛、土門拳、濱谷浩のそれぞれの仕事の、まこと内なる質が静かに、かつ情熱を込めて語られている。三人は、三人それぞれの魂の曲率をもって、それぞれの仕事をなし、かつ、自分たちが生きているこの日本という風土の底に流れ続けている共通の歴史感覚に降りて行っている。そう、日本をこそ、彼らは撮り続けたのだ。


西洋近代文明から生まれたカメラという機械による写真術。それが、日本人によって、靈(ひ)の営みへと深められ、高められた。


そのことが、わたしには、とりわけ、感銘が深い。


わたしも日本人のはしくれとして、ものを観ることを始めることができる。ものへの道を歩き始めることができる。


著者の「未生の写真家たち」ということばは、わたしをはじめとして、未来の多くも多くの日本人たちへの応援と覚醒と奮起への呼びかけではないだろうか。





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2024年09月02日

日本昔話 月見草のよめ






観て下さつて、どうもありがたうございます。

これからも、アントロポゾフィーに学びつつ、言語造形の研鑽に励みつつ、発信を続けて参りますので、どうぞよろしくお願ひいたします。

アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志



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2024年9/29「ミカエルの祭りの調べ」からの毎週日曜夜『こころのこよみクラス』へのお誘い



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この毎週日曜日の夜の集い「こころのこよみ」クラスも、今年の3月31日の甦りの祭り(復活祭)から始め、半年が経とうとしています。


一年(ひととせ)の巡りにおいて、春の甦りの祭りと同じくらいの意識の昂ぶりと深まりをもって祝う秋の祭り、ミカエルの祭りが9月29日にやってきます。


春の甦りの祭りは、毎週ごとに、世にことばを刻み込んでゆくように、この「こころのこよみ」を口ずさんでゆくことをはじめる時でした。


それは生命のみずみずしさをもって世に向かって身を開きつつ、新しく立ち上がって生きて行く、そのきっかけとなしうる靈(ひ)の祭りでした。


そして、秋の祭りとは、何を祝うのでしょう。何をそこから、人は、はじめてゆくことができるのでしょう。


秋は、〈わたし〉という意識が、目を覚ましはじめる季節です。人にとって、この内なる意識の目覚めが何を意味するのか。そして、秋から冬に向かってわたしたちはみずからをどのような存在になしえてゆくことができるのか。


そんな問いをもって、この一年の後半を「こころのこよみ」と共に、わたしたちと共に、歩んで参りませんか。


毎週ごとの「こよみ」のことばの理解を深めながら、声に出して空間に「こよみ」を刻み込んでゆきます。


新たなご参加をこころよりお待ちしております。




アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志




※この『こころのこよみ』のドイツ語の題は『Seelenkalender』です。ドイツ語の「Seele」をわたしは、「魂」ではなく、「こころ」と訳しています。それは、「魂」ということばが、古来、ひとりひとりの人の靈(ひ)・精神をいうことばであったからです。シュタイナーが「Seele」ということばで言っているのは、その靈・精神(Geist)から凝(こご)ったところ、すなわち「こころ」のことだからです。



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●日時
毎週日曜日午後8時半〜9時半


●テキスト
シュタイナー「こころのこよみ」(諏訪耕志訳) 
拙ブログに掲載しているものをご紹介します。


●参加費
9月29日の体験ご参加 1000円
毎月(平均4回のクラス) 5000円
その後の体験参加  2000円


●お問い合わせ・お申し込み
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/


●お振込み
三菱UFJ銀行 北畠支店 普通 0662296 諏訪 耕志
参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。






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2024年08月31日

こころのこよみ(第23週)



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秋めいて和らぐ

感官のそそる営み

光の顕はれに混じる

霧のおぼろなとばり

わたしはみづから観る 場の拡がりに

秋から冬への眠りを

夏はわたしに

みづからを捧げてくれた



Es dämpfet herbstlich sich            
Der Sinne Reizesstreben;            
In Lichtesoffenbarung mischen          
Der Nebel dumpfe Schleier sich.         
Ich selber schau in Raumesweiten         
Des Herbstes Winterschlaf.           
Der Sommer hat an mich            
Sich selber hingegeben.       




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【向かひ合ふ週 第30週】


わたしに生じる こころの陽の光の内に

考へることの熟した稔り

おのれを意識することの確かさにおいて

変はる すべての感じ方が

感覚できる わたしは 喜びに満ちて

秋の靈(ひ)の目覚めを

「冬はわたしの内に

こころの夏を目覚めさせるだらう」



Es sprießen mir im Seelensonnenlicht    
Des Denkens reife Früchte,               
In Selbstbewußtseins Sicherheit            
Verwandelt alles Fühlen sich.
Empfinden kann ich freudevoll
Des Herbstes Geisterwachen:              
Der Winter wird in mir
Den Seelensommer wecken.               




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2024年08月30日

カルマと自由は両立する






観て下さつて、どうもありがたうございます。

これからも、アントロポゾフィーに学びつつ、言語造形の研鑽に励みつつ、発信を続けて参りますので、どうぞよろしくお願ひいたします。

アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志



♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾




【「いかにして人が高い世を知るにいたるか」オンラインクラス】

●zoomによるオンラインクラス開催日時
火曜クラス(毎週) 20時半〜21時半

●ご参加費
体験単発参加  2000円
お月謝制(基本的に月に4回) 5000円

●お振込み先
三菱UFJ銀行 北畠支店 普通 0662296 諏訪 耕志

参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。

●お申し込み・お問い合わせ
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/





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2024年08月27日

前田英樹氏著「ベルクソン哲学の遺言」



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哲学とは、こころを透明にして行く内なる作業。

世の拡がりと深みへとこころを赴かせる作業。

そして、喜びをもって活き活きとこころを繰りなして行く作業。

考える働きが健やかに繰り出されゆくことに、人は喜びを感じずにはいられない。

なりなりてなりゆく考える働きは、その人自身をも、なりなりてなりゆかせる。

「持続する思考」とベルクソンが言う、その営みは、わたしたちの日々の暮らしの表での有効性、有用性に向かうのではなく、底にしずしずと流れている地下水のように持続している宇宙の営みとリズムを合わせゆくこと。

そのリズムは、精神の生命のリズムでもあるから、ことばのリズムとひとつになって、人と人とを深みにおいて結ぶ。

哲学とは、そのような、愛の行いであること。

前田氏が綴る文体のリズムとシンフォニックな構成(それは読み込むにつれて感得されて行く)が、ベルクソンというひとりの人とわたしを、そして、宇宙の考える営みとわたしを、結んでくれる。





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2024年08月24日

健康よりも義務が上に来る?






義務
健康
享受

この三つは、人の日々の暮らしと結びついたリアルなことがらであります。

なぜなら、以下のやうにこの三つは、こころの働きとそれぞれ繋がつてゐるからです。

義務  意識のこころ
健康  分別のこころ
享受  感覚のこころ

こころは、この三つの相(すがた)をもつてなりたってゐます。

そして、
感覚のこころは、享受を通して世と人とを繋ぎます。
分別のこころは、健康的に営まれる時、世と人にふさはしさと安らかさをもたらします。
意識のこころは、義務を行為への愛へとなりかはらせます。




観て下さつて、どうもありがたうございます。

これからも、アントロポゾフィーに学びつつ、言語造形の研鑽に励みつつ、発信を続けて参りますので、どうぞよろしくお願ひいたします。

アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志


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2024年08月23日

こころのこよみ(第22週)



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光 世の拡がりから

内に生き続ける 力強く

それはこころの光となり

そして輝く 靈(ひ)の深みに

稔りを解き放つべく

人のおのれを 世のおのれから

時の流れに沿ひて 熟させゆく



Das Licht aus Weltenweiten,
Im Innern lebt es kräftig fort:          
Es wird zum Seelenlichte            
Und leuchtet in die Geistestiefen,        
Um Früchte zu entbinden,            
Die Menschenselbst aus Weltenselbst       
Im Zeitenlaufe reifen lassen.   




♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾




【向かひ合ふ週 第31週】


光 靈(ひ)の深みから

外へと輝きいづる 陽のごとく

それは生きる意欲の力となり

そして輝く 感官のおぼろさに

力を解き放つべく

創りなす力を こころの勤しみから

人の仕事において 熟させゆく



Das Licht aus Geistestiefen,               
Nach außen strebt es sonnenhaft.           
Es wird zur Lebenswillenskraft            
Und leuchtet in der Sinne Dumpfheit,       
Um Kräfte zu entbinden,                 
Die Schaffensmächte aus Seelentrieben       
Im Menschenwerke reifen lassen.           






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2024年08月16日

こころのこよみ(第21週)



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わたしは感じる 稔りゆくこれまでにない力を

それは強まりつつ わたしにわたしみづからを預ける

わたしは感覚する 萌しが熟し

そして御声(みこゑ)が光に満ちて織りなすのを

内において己れであることの力に



Ich fühle fruchtend fremde Macht      
Sich stärkend mir mich selbst verleihn,    
Den Keim empfind ich reifend        
Und Ahnung lichtvoll weben         
Im Innern an der Selbstheit Macht. 
    

 

♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾




【向かひ合ふ週 第32週】


わたしは感じる 稔りゆく己れの力を

それは強まりつつ わたしを世に預ける

わたしは感じる わたしのわたしたるところが力強く

明るみへと向かふのを

生きることの仕合はせの織りなしの内に



Ich fühle fruchtend eigne Kraft
Sich stärkend mich der Welt verleihn;      
Mein Eigenwesen fühl ich kraftend        
Zur Klarheit sich zu wenden             
Im Lebensschicksalsweben.              






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洗礼者ヨハネ  ひとりにて呼ぶ者の聲






観て下さつて、どうもありがたうございます。

これからも、アントロポゾフィーに学びつつ、言語造形の研鑽に励みつつ、発信を続けて参りますので、どうぞよろしくお願ひいたします。

アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志



♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾



【アントロポゾフィーハウス ことばの家 オンラインクラスのご案内】


【毎週日曜夜『シュタイナー こころのこよみクラス』】

シュタイナーの学び(アントロポゾフィー)には様々な入り口があります。
四季の巡りという時の流れ。
その中で、移ろいゆく人のこころ。
そのふたつを意識的に重ね合わせて行くことが、メディテーションへの道となってゆきます。
毎週の「こよみ」を通して、こころを整え、こころを深め、こころを暖ためてゆく、そんな学びの入り口です。
オンライン上ですが、毎週、日曜日の夜に集うことで、わたしたちはシュタイナーが残した毎週の「こよみ」のことばを芸術的に味わい、月曜日から始まる七日間をより精神的に備えたいと思います。
また、人と人との毎回の出会い、邂逅を大切にしたいのです。
ですので、「こころのこよみ」を軸に、毎回、参加したひとりひとりの方のこころからのことばを聴き合うことに重きを置きます。
繰り返しになりますが、シュタイナーの学び(アントロポゾフィー)には様々な入り口があります。
この入り口は、人と人とが共にこころの調べを聴き合う、そんな共なる「こころのこよみ」を辿ってゆく道の始まりに、きっとなるでしょう。
一年間の予定です。
ご一緒に歩んで参りませんか。
お申し込み、こころよりお待ちしております。

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この『こころのこよみ』のドイツ語の題は『Seelenkalender』です。
ドイツ語の「Seele」をわたしは、「魂」ではなく、「こころ」と訳してゐます。
それは、「魂(たましひ)」といふ日本のことばが、古来、ひとりひとりの人の靈(ひ)・精神をいふことばであつたからです。
シュタイナーが「Seele」といふことばで言つてゐるのは、その靈・精神(Geist)から凝(こご)つたところ、すなはち「こころ」のことだからです。


●日時
毎週日曜日午後8時〜おおよそ9時


●テキスト
シュタイナー「こころのこよみ」(諏訪耕志訳) 
拙ブログに掲載しているものをご紹介します。


●参加費
毎月(平均4回のクラス) 5000円
体験参加  2000円


●お問い合わせ・お申し込み
アントロポゾフィーハウス ことばの家
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●お振込み
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参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。




【zoomによる言語造形クラス】


●日程
第二水曜日10時〜11時半(ご参加人数により12時まで)


●参加費
体験ご参加 5000円
その後6回連続ご参加 24000円
※連続ご受講の際、受講者の方のご都合でのお休みに際してご返金できかねますので、ご了承ください。


●お振込み先
三菱UFJ銀行 北畠支店 普通 0662296 諏訪 耕志


参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。


●お申し込み・お問い合わせ
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/



【「いかにして人が高い世を知るにいたるか」オンラインクラス】


●zoomによるオンラインクラス開催日時
木曜クラス(毎週) 20時30分〜21時30分
月曜クラス(毎週) 20時30分〜21時30分


●ご参加費
体験単発参加  2000円
お月謝制(基本的に月に4回) 5000円


●お振込み先
三菱UFJ銀行 北畠支店 普通 0662296 諏訪 耕志


参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。


●お申し込み・お問い合わせ
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/



【「テオゾフィー 人と世を知るということ」オンラインクラス】


●zoomによるオンラインクラス開催日時
毎月二回 いずれも土曜日
(正確なスケジュールは、下記の「含まれるクラス」欄にてどうぞご確認ください)
午前10時〜12時
●ご参加費
体験単発参加  3500円
6回連続    18000円


※連続ご参加の場合、ご自身のご都合による欠席は講座費は払い戻しはいたしません。後日、録画した動画をご覧いただけます。


●お振込み先
三菱UFJ銀行 北畠支店 普通 0662296 諏訪 耕志


参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。


●お申し込み・お問い合わせ
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/


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【アントロポゾフィーハウス和歌山 クラスのご案内】

●日時:毎月第三の月曜日
   10時から12時 アントロポゾフィーの学び
   12時半から14時 言語造形


●場所:和歌山県岩出市内の公民館


●参加費:初回体験 5000円
     5回連続 20000円


お問い合わせ・お申し込み:
  アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/



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HP「アントロポゾフィーハウス ことばの家」
https://kotobanoie.net/


諏訪耕志ブログ『断想・・アントロポゾフィーに学びつつ・・』
http://kotobanoie.seesaa.net/


you tube channel「アントロポゾフィーハウス ことばの家」
チャンネル登録、どうぞよろしくお願ひします。
https://www.youtube.com/user/suwachimaru/videos


言語造形(Sprachgestaltung)とは、ルドルフ・シュタイナーの精神科学・アントロポゾフィーから生まれた、ことばの芸術です。ことばを話すことが、そもそも芸術行為なのだといふことを、シュタイナーは、人に想ひ起こさせようとしたのです。


わたくし諏訪耕志は、1993年から、アントロポゾーフ・言語造形家である鈴木一博氏に師事し、2003年より「ことばの家」として、言語造形、ならびに、アントロポゾフィーを学ぶ場を設けてゐます。



posted by koji at 14:53 | 大阪 ☀ | Comment(0) | 動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月13日

シュタイナーの学び 読書の意味 読書会の意味






.
観て下さつて、どうもありがたうございます。

これからも、アントロポゾフィーに学びつつ、言語造形の研鑽に励みつつ、発信を続けて参りますので、どうぞよろしくお願ひいたします。

アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志



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【アントロポゾフィーハウス ことばの家 オンラインクラスのご案内】


【毎週日曜夜『シュタイナー こころのこよみクラス』】

シュタイナーの学び(アントロポゾフィー)には様々な入り口があります。
四季の巡りという時の流れ。
その中で、移ろいゆく人のこころ。
そのふたつを意識的に重ね合わせて行くことが、メディテーションへの道となってゆきます。
毎週の「こよみ」を通して、こころを整え、こころを深め、こころを暖ためてゆく、そんな学びの入り口です。
オンライン上ですが、毎週、日曜日の夜に集うことで、わたしたちはシュタイナーが残した毎週の「こよみ」のことばを芸術的に味わい、月曜日から始まる七日間をより精神的に備えたいと思います。
また、人と人との毎回の出会い、邂逅を大切にしたいのです。
ですので、「こころのこよみ」を軸に、毎回、参加したひとりひとりの方のこころからのことばを聴き合うことに重きを置きます。
繰り返しになりますが、シュタイナーの学び(アントロポゾフィー)には様々な入り口があります。
この入り口は、人と人とが共にこころの調べを聴き合う、そんな共なる「こころのこよみ」を辿ってゆく道の始まりに、きっとなるでしょう。
一年間の予定です。
ご一緒に歩んで参りませんか。
お申し込み、こころよりお待ちしております。

アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志


この『こころのこよみ』のドイツ語の題は『Seelenkalender』です。
ドイツ語の「Seele」をわたしは、「魂」ではなく、「こころ」と訳してゐます。
それは、「魂(たましひ)」といふ日本のことばが、古来、ひとりひとりの人の靈(ひ)・精神をいふことばであつたからです。
シュタイナーが「Seele」といふことばで言つてゐるのは、その靈・精神(Geist)から凝(こご)つたところ、すなはち「こころ」のことだからです。


●日時
毎週日曜日午後8時〜おおよそ9時


●テキスト
シュタイナー「こころのこよみ」(諏訪耕志訳) 
拙ブログに掲載しているものをご紹介します。


●参加費
毎月(平均4回のクラス) 5000円
体験参加  2000円


●お問い合わせ・お申し込み
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/


●お振込み
三菱UFJ銀行 北畠支店 普通 0662296 諏訪 耕志
参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。




【zoomによる言語造形クラス】


●日程
第二水曜日10時〜11時半(ご参加人数により12時まで)


●参加費
体験ご参加 5000円
その後6回連続ご参加 24000円
※連続ご受講の際、受講者の方のご都合でのお休みに際してご返金できかねますので、ご了承ください。


●お振込み先
三菱UFJ銀行 北畠支店 普通 0662296 諏訪 耕志


参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。


●お申し込み・お問い合わせ
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/



【「いかにして人が高い世を知るにいたるか」オンラインクラス】


●zoomによるオンラインクラス開催日時
木曜クラス(毎週) 20時30分〜21時30分
月曜クラス(毎週) 20時30分〜21時30分


●ご参加費
体験単発参加  2000円
お月謝制(基本的に月に4回) 5000円


●お振込み先
三菱UFJ銀行 北畠支店 普通 0662296 諏訪 耕志


参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。


●お申し込み・お問い合わせ
アントロポゾフィーハウス ことばの家
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【「テオゾフィー 人と世を知るということ」オンラインクラス】


●zoomによるオンラインクラス開催日時
毎月二回 いずれも土曜日
(正確なスケジュールは、下記の「含まれるクラス」欄にてどうぞご確認ください)
午前10時〜12時
●ご参加費
体験単発参加  3500円
6回連続    18000円


※連続ご参加の場合、ご自身のご都合による欠席は講座費は払い戻しはいたしません。後日、録画した動画をご覧いただけます。


●お振込み先
三菱UFJ銀行 北畠支店 普通 0662296 諏訪 耕志


参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。


●お申し込み・お問い合わせ
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【アントロポゾフィーハウス和歌山 クラスのご案内】

●日時:毎月第三の月曜日
   10時から12時 アントロポゾフィーの学び
   12時半から14時 言語造形


●場所:和歌山県岩出市内の公民館


●参加費:初回体験 5000円
     5回連続 20000円


お問い合わせ・お申し込み:
  アントロポゾフィーハウス ことばの家
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諏訪耕志ブログ『断想・・アントロポゾフィーに学びつつ・・』
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言語造形(Sprachgestaltung)とは、ルドルフ・シュタイナーの精神科学・アントロポゾフィーから生まれた、ことばの芸術です。ことばを話すことが、そもそも芸術行為なのだといふことを、シュタイナーは、人に想ひ起こさせようとしたのです。


わたくし諏訪耕志は、1993年から、アントロポゾーフ・言語造形家である鈴木一博氏に師事し、2003年より「ことばの家」として、言語造形、ならびに、アントロポゾフィーを学ぶ場を設けてゐます。


#シュタイナー
#シュタイナー教育
#アントロポゾフィー

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2024年08月12日

日本昔話 水さがし






義務
健康
享受

この三つは、人の日々の暮らしと結びついたリアルなことがらであります。

なぜなら、以下のやうにこの三つは、こころの働きとそれぞれ繋がつてゐるからです。

義務  意識のこころ
健康  分別のこころ
享受  感覚のこころ

こころは、この三つの相(すがた)をもつてなりたってゐます。

そして、
感覚のこころは、享受を通して世と人とを繋ぎます。
分別のこころは、健康的に営まれる時、世と人にふさはしさと安らかさをもたらします。
意識のこころは、義務を行為への愛へとなりかはらせます。




観て下さつて、どうもありがたうございます。

これからも、アントロポゾフィーに学びつつ、言語造形の研鑽に励みつつ、発信を続けて参りますので、どうぞよろしくお願ひいたします。

アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志






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2024年08月03日

シュタイナーの学び 夏になして行きたいこと






観て下さつて、どうもありがたうございます。

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こころのこよみ(第19週)



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小磯良平「斉唱」



密(ひめ)やかに新しく受けとめたものを
 
想ひ起こしつつ包み込む
 
それがわたしの勤しみのさらなる意味であれ
 
それは強められた己れの力を
 
わたしの内において目覚めさせ
 
そしてだんだんとわたしをわたしみづからに与へていくだらう
 

 
Geheimnisvoll das Neu-Empfang'ne
Mit der Erinn'rung zu umschliesen,
Sei meines Strebens weitrer Sinn: 
Er soll erstarkend Eigenkrafte
In meinem Innern wecken 
Und werdend mich mir selber geben.  
 


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【向かひ合ふ週 第34週】
 

密やかに古くから見守られてきたものを
 
新しく生まれてくる己れのありやうと共に
 
内に活き活きと感じる
 
それは目覚めた世の数々の力を
 
わたしの人生の外なる仕事に注ぎ込み
 
そしてだんだんとわたしをありありと刻み込んでゆくだらう
 

 
 
Geheimnisvoll das Alt-Bewahrte
Mit neu erstandnem Eigensein 
Im Innern sich belebend fühlen:  
Es soll erweckend Weltenkräfte 
In meines Lebens Außenwerk ergießen 
Und werdend mich ins Dasein prägen.          
 




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2024年08月02日

家庭教育の基 百人一首



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風そよぐ楢(なら)の小川の夕暮れは 禊(みそ)ぎぞ夏のしるしなりける
藤原家隆 (百人一首 九十八番)


百人一首。それは、我が国の家庭教育の基でありました。


近畿地方ならば、どの家にも必ず百人一首のカルタがあったものです。


それは、ことばというものの美しい声の調べを子どもたちに伝える母たちの心用意でした。


和歌やことばの意味は、子どもたちが後に成長してから、時が熟した時に会得されるものでした。


しかし、幼いときに覚えたその調べと律動は、美的でないことば遣いに対する本能的な拒否となって、その人の一生を静かに導いたのです。


夏の季節に詠まれた、藤原家隆の歌を挙げてみました。


風そよぐ 楢(なら)の小川の 夕暮れは
禊(みそ)ぎぞ夏の しるしなりける
藤原家隆 (百人一首 九十八番)


「風そよぐ」の「そ」という音韻が涼しさをこの歌にまずはもたらしてくれます。


.次に、「楢(なら)の小川の 夕暮れは 」の「ならの」の「ら」という音韻、「夕暮れは」の「れ」の音韻が、柔らかく穏やかな風と水の流れを感じさせてくれます。


そして、最後に、「禊(みそ)ぎぞ夏の しるしなりける」と唱えるとき、「禊ぎ」の「そ」の音韻、「しるし」の「し」の音韻が、まさに身もこころも清く濯がれる体感を感じさせてくれるのです。


「楢(なら)の小川」は京都の上賀茂神社境内を流れる川で、わたしの娘たちも幼い頃、何度かこの川で水遊びをさせてもらいました。


川辺の水遊びとは、禊ぎという、身の浄まり、甦り、生まれ変わりを促す神事に通じる、我が国古来の日本人の営みです。


たとえ、そばにこのような清らかな川の流れはなくとも、この百人一首の和歌をこころに唱えるだけで、わたしたちは体感にいたるまでのことばの靈(ひ)の恩恵に預かることができたのでした。


わたしたちのこれからの日本の文化・文明に、このような、ことばの美と靈(ひ)による芸術的、宗教的な深まりと高まりをふたたびもたらすこと。


そのことを意識的にして行こうと思っています。






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2024年08月01日

シュタイナーの学びの肝心要 中心軸〈わたし〉の育み






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2024年07月31日

きららの森サマースクールでのことばづくり



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今日は、兵庫県猪名川にて、一般社団法人「きららの森サマースクール」でのことばづくり(言語造形)の時間。この暑い暑い日の中、なんて涼しげな時間だったことでしょう。それは、ご参加下さった皆さんのとんでもない素直さが生み出した涼しさなのです。伸びやかに息づかいを解き放つことによって、ことばと共に、こころまでもが空間に広がり渡る、その活き活きとしたいのちに満ちた空間。わたしたち大人こそが、まず、自分自身を解き放つことのたいせつさ。そもそもことばとは、聞いて理解するものではなく、全身で動きつつ体験するもの。そんなことを感じながら、おひとりおひとりが、靈(ひ)から織りなされた涼しげな衣(ころも)をまとわれて、ことばと共に舞う姿が美しいのです。

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2024年07月28日

カルマ論 シュタイナー 最後の願ひ






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2024年07月27日

こころのこよみ(第18週)



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藤島武「蝶」



わたしはこころをひろげうるのか

こころがみづからを結ぶまでに

受けとつた世のきざしのことばに

わたしは御声(みこゑ)を聴く 力をきつと見いだすと

こころをふさはしくかたちづくり

靈(ひ)のころもへと織りなすべく   



Kann ich die Seele weiten,               
Das sie sich selbst verbindet
Empfangnem Welten-Keimesworte ?           
Ich ahne, das ich Kraft mus finden,           
Die Seele wurdig zu gestalten,              
Zum Geisteskleide sich zu bilden. 


 
♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾



【向かひ合ふ週 第35週】


わたしは<ある>を知りえるのか
 
それを再び見いだすまでに
 
こころが活き活きと働くならば
 
わたしは感じる わたしに力が与へられてゐるのを
 
己れみづからが世そのものを
 
手足となつて慎ましく生き抜いていくべく
 
 
  

Kann ich das Sein erkennen,
Daß es sich wiederfindet   
Im Seelenschaffensdrange ?   
Ich fühle, daß mir Macht verlieh'n, 
Das eigne Selbst dem Weltenselbst   
Als Glied bescheiden einzuleben.
 
 
 




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2024年07月20日

こころのこよみ(第17週)



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語る 世のことばが

そのことばをわたしは感官の扉を通し

こころの基にまでたづさへることが許された

「満たせ 汝の靈(ひ)の深みを

我が世のひろがりをもつて

見いだすべく いつかきつと 我を 汝のうちに」



Es spricht das Weltenwort,
Das ich durch Sinnestore
In Seelengrunde durfte fuhren:
Erfulle deine Geistestiefen
Mit meinen Weltenweiten,
Zu finden einstens mich in dir.  




閑さや岩にしみ入る蝉の聲  芭蕉




♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾



【向かひ合ふ週 第36週】


わたしといふものの深みにおいて語る
 
いまにも顕れようと
 
ひめやかさに満ちて 世のことばが
 
「満たせ 汝の仕事の目指すところを
 
我が靈(ひ)の光をもつて
 
捧げるべく 汝を 我を通して」
 
 
 
 
In meines Wesen Tiefen spricht
Zur Offenbarung draengend
Geheimnisvoll das Weltenwort ;
Erfuelle deiner Arbeit Ziele
Mit meinem Geisteslichte
Zu opfern dich durch mich
 
 





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2024年07月13日

こころのこよみ(第16週)



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秘めよ 霊(ひ)の贈りものを 内に
 
さう厳しくわたしに求める 我が御声(みこゑ)
 
熟しつつ神の恵みが
 
こころの基において豊かに
 
己れであることの稔りをもたらすやうに
 
        
 
Zu bergen Geistgeschenk im Innern,   
Gebietet strenge mir mein Ahnen,
Dass reifend Gottesgaben
In Seelengrunden fruchtend
Der Selbstheit Fruchte bringen.  
 
 

♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾



【向かひ合ふ週 第37週】


荷ひゆけ 靈(ひ)の光を 世の冬の夜に
 
さう勤しむ 恵みに満ちた我が胸の馳せり
 
輝くこころのあまたの萌しが
 
世の基に根をおろすやうに
 
そして神のことばが感官の闇のうちに
 
輝きつつありとあらゆるものを貫き響くやうに
 
 
 
Zu tragen Geisteslicht in Weltenwinternacht
Erstrebet selig meines Herzens Trieb
Dass leuchtend Seelenkeime
In Weltengruenden wurzeln
Und Gotteswort im Sinnesdunkel
Verklaerend alles Sein durchtoent.
 
 
 


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2024年07月11日

我がこころのこよみ


いま、自分の中に、ある問いがあります。しかし、どうしても、その問いに対する答えが見いだせず、苦しくもどかしいこころもちでした。まるで靄がかかっているようで、辿り着きたいところが霞んで見えない、そんな感覚です。しかし、『こころのこよみ 第15週』が丁度、今週に当たっていて、「わたしの<わたし>は己れの囲ひのうちにある」ということばを改めて見つめているうちに、こう気づいたのでした。ああ、これでいいのだ、わたしのわたしたるところ<わたし>は、いま、魔法にかかっているかのように、囲いのうちにいるのだから、これでいいのだ。そして、来たる週に、このこころは、きっとなるべくようになりゆき、答えを見いだすことを阻んでいるこの囲いを乗り越え、待つことを通して熟した答えに訪れられるだろう。そして、こころの安らかさにいたるのでした。年を重ねて、この『こころのこよみ』がますます、我がこころに重なって来、まさに、我がこころのこよみとなって来るのです。

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愛するゆゑに手放すといふこと


キリストが語ったという「父、母、妻、子、兄妹、姉妹を捨てざる者、我が弟子にあらず」ということ。それは、それらの肉の繋がりある人、血の繋がりある人を愛しているがゆえに、「捨てる」時が来る、「離れる」時が来るということです。それらの人を愛せないから「捨てる」のではないのです。愛しているがゆえに、人はひとりでゆくのです。

posted by koji at 16:00 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 断想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月07日

「分かる」の深まり



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「分かる」ということには、いくつかの順序、次第があります。まずは、眼で見て分かる、頭で理解して分かる。そこから始まり、だんだんと、こころに受け止めて分かる、胸で感じて分かるへと深まりゆき、最後に、腑に落ちる、腹で分かる、やってみてますます分かるという道を人は歩いて行くのですね。この三つの次第を生きるためには、学びを続けて行く必要がありますし、長く時間がかかることです。しかし、だからこそ、喜びがあります。同じ「分かる」でも、その質に違いがある。時をかけて、ゆっくりと、掘り進めて行くことで、深みへといたるのです。同じ本をいくたび読んでも、読むたびに、新しく「分かる」ことができ、新しく喜びが訪れます。

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2024年07月06日

こころのこよみ(第15週)



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わたしは感じる 魔法にかかつたごとく
 
世の輝きに靈(ひ)が織りなしてゐる
 
それはおぼろな感官において
 
包みたり わたしのわたしなりのものを
 
贈るべく わたしに力を
 
その力は己れを授ける力なく

わたしの<わたし>は己れの囲ひのうちにあるとしても
 
 
Ich fuhle wie verzaubert          
Im Weltenschein des Geistes Weben.    
Es hat in Sinnesdumpfheit        
Gehullt mein Eigenwesen,        
Zu schenken mir die Kraft,        
Die, ohnmachtig sich selbst zu geben,   
Mein Ich in seinen Schranken ist.     
 


♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾



【向かひ合ふ週 第38週 聖き夜の調べ】



わたしは感じる 魔法が解けたごとく
 
靈(ひ)の子をこころのふところに
 
その子は胸の晴れやかさのうちに
 
証したり 聖き世のことばを
 
希みに満ちた天(あめ)なる稔りを
 
それは喜びの声を上げて拡がりゆく 世の彼方へと
 
わたしのわたしたるところ 神の基から
 
 
 
Weihe-Nacht-Stimmung   
Ich fuehle wie entzaubert
Das Geisteskind im Seelenschoss,
Es hat in Herzenshelligkeit
Gezeugt das heil'ge Weltenwort
Der Hoffnung Himmelsfrucht,
Die jubelnd wächst in Weltenfernen
Aus meines Wesens Gottesgrund.
 









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2024年07月03日

シュタイナー教員養成の精神 蝶と花






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2024年06月28日

こころのこよみ(第14週)



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クロード・モネ「睡蓮」



感官の啓けに沿ひつつ
 
わたしは失つた みづからを駆り立てるものを
 
夢のやうな考へ それは輝いた
 
己れを奪ひ去るかのやうにわたしを眠らせながら
 
しかしすでに目覚めさせつつわたしに迫つてゐる
 
感官の輝きのうちに 世の考へるが
 
 
 
An Sinnesoffenbarung hingegeben  
Verlor ich Eigenwesens Trieb,
Gedankentraum, er schien
Betaubend mir das Selbst zu rauben,
Doch weckend nahet schon
Im Sinnenschein mir Weltendenken. 
 
 

※ Weltendenken といふことばを、Welten(宇宙の)denken(思考)と訳さずに、古くから日本人が用ゐ、馴染みのあることばをなるべく遣ひたく、Weltenを「世の」とし、denken は、動詞のかたちをそのまま用ゐてゐるシュタイナーに倣ひ、そのかたちが伝へる動きの感覚、アクティブな感覚を活かすべく、そのまま「考へる」としました。よつて、見慣れなく、聴き慣れない言ひ方ですが、「世の考へる」としました。
 



♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾



【向かひ合ふ週 第39週】


靈(ひ)の啓けに​沿ひつつ
 
わたしは得る 世といふものの光を
 
考への力 それは育ち
 
澄みつつ わたしにわたしみづからを委ねる。
 
そしてわたしに呼び覚ます
 
考へる人の力から 己れであることの情を
 
 

An Geistesoffenbarung hingegeben
Gewinne ich des Weltenwesens Licht.
Gedankenkraft, sie wächst
Sich klärend mir mich selbst zu geben,
Und weckend löst sich mir
Aus Denkermacht das Selbstgefühl.
 

 



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2024年06月27日

シュタイナーのキリスト論 旧暦五月五日の祭りと聖霊降臨祭






観て下さつて、どうもありがたうございます。

これからも、アントロポゾフィーに学びつつ、言語造形の研鑽に励みつつ、発信を続けて参りますので、どうぞよろしくお願ひいたします。

アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志



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2024年06月25日

遊びと独立

 

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小林秀雄の『考へるヒント』や『本居宣長』を読んでいて、とりわけ魅力的なのは、江戸時代の学者たちについて縷々述べているところです。


ものを学ぶには、本ばかり読んで、机上の智識を弄ぶのではなく、外に出て、人と世に交われ、人と世に働きかけよ。そう言う人は幾らでもいます。


しかし、江戸時代中後期に現れた学者たちは、市井で生きていくことの中に真実を見いだすこと、俗中に真を見いだすことの価値の深さを知つていました。だから、そういう当たり前のことは、わざわざ口に出して言わなかったのです。


むしろ、独りになること。


そして、その「独り」を強く確かに支え、励ますものが、本であること。


師と古き友を、本に求める。本というもの、とりわけ、古典というものほど、信を寄せるに値するものはないと迄、こころに思い決め、その自恃を持って、みずから学者として生きようとした人たち。


そして、古典という書の真意は、独りきりで、幾度も幾度も読み重ねることから、だんだんと読む人のこころの奥に、啓けて来る。そのときの工夫と力量を、彼らは心法とか心術といいました。


一度きりの読書による知的理解と違って、精読する人各自のこころの奥に映じて来る像は、その人の体得物として、暮らしを根柢から支へる働きを密かにします。


数多ある註釈書を捨てて、寝ころびながら、歩きながら、体でためつすがめつ、常に手許から離さず、そういう意気に応えてくれるものが、古典というものです。


そうしているうちに、学び手のこころの奥深くで真実は熟し、やがて表の意識に浮かび上がってくる。


そのとき浮かび上がってくるものは、学説などというものではなく、真理を追い求めた古人の人格であり、それは浮かび上がった後も、依然多くの謎を湛えている筈です。


昔は、今と違い、学者という存在が、人の理想を追い求める人として、人々から遥かに尊敬されていました。


そして、そのように、部屋に独り籠もって、孤独を愛して、そのような本の読み方ができる人は、きっと、幼い頃、目一杯、からだを動かせて遊んだ人なのです。


その遊びの中で、手足の動きを通して意欲が、こころのファンタジーへと昂ぶり、さらには、ものをまじまじと見ること、聴くことのできる力(ふだんのイマジネーション)にまで、稔っているのです。


からだまるごとで遊ぶ、さらには、からだを芸術的に動かす、その働きは、よく観る力、よく聴く力、よく読む力、独りでいられる力、他に寄りかからずに済む力、つまりは、自主独立・自由の力に、後年なりかわるからです。


子どもの頃のからだを使った遊びは、本当にたいせつなものなのです。





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2024年06月23日

ヨハネの祭り 夏、地を踏みつつ天へと羽ばたくとき



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ルードルフ・シュタイナーによる『ヨハネ福音書講義』を読み続けています。


新約聖書にある「ヨハネ福音書」。それは、前半と後半に構成が分かれています。


前半が、洗礼者ヨハネについて。後半が、この福音書の書き手であるヨハネについて、です。


そして、いま、洗礼者ヨハネの誕生日(ヨハネ祭)を間近に控えるこの初夏の日に、わたしは、キリストをキリストとして受け止めた最初の人、洗礼者ヨハネのことを改めて学んでいます。


彼は、みずからを、「ひとりにて呼ぶ者の声なり」と言いました。(「荒野にて呼ぶ者の声なり」はふさわしくない翻訳だそうです)


「みんなで呼ぶ」のではなく、「ひとりにて呼ぶ」のです。


この「ひとりにて」というところに、新しい時代の始まりがあります。


そして彼は、たったひとりにて、キリストを、世の光を、陽の神を、この地に呼びました。


そのことは、何を、わたしたちに教えるでしょうか。


それは、意識の目覚めです。


聴き耳をたてるのは、この<わたし>ひとりです。


誰も、わたし自身に代わって、神の訪れを告げてくれる者はいません。


意識の目覚めを生きる人は、協力し合いますが、群れません。


そのひとりの<わたし>の、内も内にこそ宿るのがキリスト・世の光だ、とヨハネ福音書は語っています。


世の光、陽の神は、いま、この大地に立つひとりひとりの人のこころの真ん中に宿り、そこから、ヨハネの祭りのときを中心にして、夏の季節、広やかな天空の彼方へと拡がりゆこうとします。おおよそ二千年このかた、毎年です。


古代においては、この夏のお祭りにおいては、洋の東西を問わず、燃え上がる炎と共に、歌い、踊り、舞い、祈りを陽の神に捧げていました。


その時には、イスラエルの国では葡萄の実から絞り出したワイン、最も東の国、日本では、米から醸した酒によって、その炎の祭りがいやがおうにも高揚したものになりました。


その夏の祭りの時にこの世に生まれた洗礼者ヨハネも、神と人とを結ぶべく、燃えるような情熱をもってヨルダン川のほとりにて人々に洗礼を授けていましたが、ただひとつ、古代から引き継がれてきたものとは全く違う意識をもっておりました。


それは、酒の助けを借りて高揚するのではなく、意識を目覚めさせて、たったひとりでことをなすことでした。


高揚するとは、いわば、夢見つつ、神々しい天へと昇ること。


しかし、洗礼者ヨハネは、意識を目覚めさせることによって、この大地にしっかりと足を踏みしめながら、天へと羽ばたく術を人々に与えていました。


それは、古代の在り方とは異なる、これからの人びとの夏の生き方を指し示しています。


そうして、ついに、冬のただなか(1月6日)にナザレの青年イエスが彼の前にやって来たのです。


そのときから、おおよそ二千年が経ちましたが、そのような洗礼者ヨハネの生き方が、ゆっくりと、これからの多くの人の生き方になりゆくでしょう。


わたしたちも、この夏、どういう生き方をするかによって、来たる冬の迎え方が決まって来るでしょう。


一日の過ごし方によって、人は、からだを満たしたり、不満を感じたりします。


しかし、人は、一年の過ごし方によって、こころを満たしたり、不満を感じたりするのです。ひととせを靈(ひ)に沿って生きることは、こころを健やかにするのです。


ひととせを生きる。それは、こころの、ひとめぐりです。


そして、いま、夏を生きます。目覚めつつ。静かに。かつ、燃え上がりつつ。こころの深みから。






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2024年06月22日

こころのこよみ(第13週)



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そしてわたしはある 感官の高みに

ならば燃え上がる 我がこころの深みにおいて

靈(ひ)の炎の世から

神々のまことのことばが

「靈(ひ)の基にて 探し求めよ 御声(みこゑ)に聴きつつ

汝を靈(ひ)の縁(えにし)とともに見いだすべく」


 
Und bin ich in den Sinneshohen,
So flammt in meinen Seelentiefen
Aus Geistes Feuerwelten
Der Gotter Wahrheitswort:
In Geistesgrunden suche ahnend     
Dich geistverwandt zu finden.



♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾



【向かひ合ふ週 第40週】


そしてわたしはある 霊(ひ)の深みに

焼きつくす 我がこころの基において

胸の愛の世から

己れであることの虚しい想ひ込みを

世のことばの炎の力によつて


Und bin ich in den Geistestiefen,
Erfüllt in meinen Seelengründen
Aus Herzens Liebewelten
Der Eigenheiten leerer Wahn
Sich mit des Weltenwortes Feuerkraft.











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2024年06月21日

ことばづくり(言語造形)という芸術の必要性



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一昨日、昨日と、ともに二十一年間、毎月続けていることばづくり(言語造形)のクラスと企業研修を、京田辺、新横浜にてさせていただきました。


どちらも、古くからのお付き合いと新しい方との出会いが交錯するような、まことに、まことに、豊かな時間です。この豊かさが、きっと、場が長く続いている原因でしょうし、この豊かさは、まぎれもなく、かけがえのない人さまからの恵みであり、さらにはもったいないほどの天からの恵みです。


おひとりおひとりのうちに、そのたびごとの新しいこころの解放と靈(ひ)への飛翔が生まれます。


そういった時間が本当に人に必要であることが、ひしひしと感じられるのです。


昨今の社会における合理性と機能性を持ち上げるかのような偏った生き方・行き方によって、人が自覚がないまま、気づかないまま、いかに苦しんでいるか。


こういった芸術を生きる時間が、そのことを逆に知らしめてくれます。


ことばという、天から与えられている素材を芸術的に扱うことで、こんなにも喜びが、輝きが、いのち溢れるものが顕れる!


その体験は、人が人であること、わたしが〈わたし〉であること、つまりは、まことの故郷(ふるさと)を念い起こすことなのですね。


はじめにことばがあったのです。


ことばづくり(言語造形)という芸術は、まことの保養であり、開眼であり、回帰だと、わたしはここ数十年実感させてもらっています。






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夏至考



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小林和作「日照雨」



いよいよ梅雨に入ったようですね。大阪でも朝から豊かな雨が降り注いでいます。


今日は、夏至で、一年のうち、最も陽(ひ)が高いところで輝き、それゆえ、日照時間が最も長いときです。


しかし、そんな、陽が高く輝き、地球に強く働きかけて来る日々のはじまりが、雨雲に覆われた梅雨の空と同居している、この日本という国の天恵のような不思議さを念います。


夏至、もしくは、西洋でのヨハネの祭りは、我が国では、旧暦での皐月(さつき)の雨、五月雨(さみだれ)の日々のさなかであります。


その不思議さは、きっと、こういうことではないだろうかとも思うのです。


我が国では、物質としての陽の働きを雲が隠し、そのことによって、靈(ひ)としての陽、陽の陽たるところ、陽の本質を感覚することこそが、人の生き方を導くものであったということです。


「お天道さま」と昔の人が言うとき、それは陽の神さまのことを言っていたはずですし、時代が下るにつれて、高い意味での「良心」のことを言うようになって来ました。


そして、いま、わたしたちへの良心のささやきは、まさしく、高いわたし、〈わたし〉からの声であると、はっきりと知る時代に入って参りました。


〈わたし〉とは、そもそも、陽(ひ)であり、靈(ひ)であったということも、やがて知るようになります。


「お天道さまがみているよ」ということば。


それは、「他の誰でもなく、このわたしのわたしたるところ、〈わたし〉がわたしをみているよ」という意識からのことばへと育って参ります。


雨雲に覆われる、この夏至からの日々、旧暦では、皐月(さつき)の後半、わたしたちはだからこそ、積極的に、隠されている「お天道さま」を、星々の彼方にまで拡がっている「〈わたし〉」を、探し求めます。


太平洋に面した極東に位置するこの国において、自然の条件が織りなすわたしたちの生き方、暮らし方。そしてそこに通い続けている靈(ひ)の働き。


そのことをアントロポゾフィーを学びつつ生きているわたしたちは、これから、新しい意識からの「祭りづくり」をもって育んで行きます。




そして、本来の日本の夏のお祭りである、七夕の節供については、新暦の八月のはじめごろ、また、書いてみたいと思います。


西洋とは異なり、夏のお祭りをおおよそひと月半ほどずらして、新暦の八月はじめ、旧暦の文月(ふみづき)七月七日に、澄み切った夜空に星々をはるかに臨みながら、わたしたちは日本の夏祭りを祝うことができるのです。





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2024年06月19日

京田辺シュタイナー学校でのことばづくり(言語造形)研修



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先日、京田辺シュタイナー学校で、ことばづくり(言語造形)の研修を先生方とさせていただきました。

ちょうど、夏の祝祭「ヨハネの祭り」が近づいて来ていますが、研修の時間の中で、その「ヨハネの祭りの調べ」を先生方と共に生きることができたように実感しています。

「ヨハネの祭りの調べ」とは、どのような調べなのでしょう。

それは、大人であるわたしたちが、いまいちど、子どもに還るかのように、地上的・物質的なところから己れを解き放ち、天へと昇りゆくエーテルの拡がりを生きることによって聴き取られるものなのです。

いま、この季節、多くの人が、この世への拡がり、宇宙への昇りゆきを生きることができず、逆に、地上的なものに縛り付けられているがごとく、考えと情が固くこわばってしまっておられます。

これは、この季節ならではのことなのですね。

地球の吐く息に沿って、わたしたちひとりひとりの人も、天空へとエーテルとアストラ―ルのからだの拡がり、昇りゆきを生きていい、この季節だからこそ、そうはさせまいとする悪の力が強く激しく働くのです。

こうして、神々が望む人の成長を妨げるために、悪の力(ルーシファー、アーリマンをはじめとする悪魔たち)は人の内側を攻撃します。

それゆえ、人は昔から、祭り、祝祭を営んで来ました。

己れのいのちとこころの営みを肉のからだから自由にするべく、歌い、踊り、舞い、ことばを高らかに唱えました。それは、陽に向かって昇りゆく炎のような情熱的な夏のお祭りでした。

そういったいにしえの祭りに対する感覚、感情、感激を失ってしまっているわたしたち現代人は、これから、意識的に、その祭りを靈(ひ)の観点、次元から、新しくつくってゆくのです。

そのためには、芸術実践こそが要なのであり、ことばづくり(言語造形)を通して、人は新たな意識をもって、四季の祭りづくりをしていくことができます。

先日の先生方との研修も、そのような祭りのような時間になりました。

一日の授業のあと多分相当お疲れになっておられたと思うのですが、萬葉集の数々の和歌(うた)が、先生方のこころのからだ(アストラ―ルのからだ)を羽ばたかせ、いのちのからだ(エーテルのからだ)が活き活きとした流れを取り戻し、お風呂上がりのような紅潮されたお顔でその時間を終えたのでした。

常に、地上的・物質的・エゴイスティックなものに縛りつけられようとしているわたしたちには、「祭り」が要ります。


※写真は、FACEBOOKの学校のページからお借りしました。




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2024年06月16日

味わい深いひとときの積み重ね



帝塚山 ことばの家 外観.jpg



今日の午前は、毎月通って来て下さっている方々とのことばづくり(言語造形)。


ひとつひとつの物語には、「風」が吹いています。


それは、様々な強さと穏やかさ、乾きと湿り気、熱の高低をはらんでいて、そして様々な色合いまでも感じさせます。


その「風」とは、物語や詩に潜んでいる情感であり、日本の古来の言い方ですと「もののあはれ」であります。


人は、己れのアストラ―ルのからだをもって、その「風」を生きます。語り手も聴き手も共に生きるのです。


肉の目には見えませんが、語り手によって作られるオイリュトミッシュな身振り、とりわけ母音の身振りから空間に情が風の流れのように生まれます。


その流れに乗るように、包まれるように、ことばが空間の中を運ばれ、語り手も聴き手もその動きを共に生きるのです。そうして、「もののあはれ」を分かち合うのです。


それは、本当に、味わい深い、ひとときです。


物語を聴くとは、ストーリーを理解することではありません。詩を聴くとは、ことばの意味を分かることではありません。


「もののあはれ」という情を感じること、それこそが、ことばの芸術、いや、すべての芸術がもたらそうとしているものです。


「あはれ」とは、悲しみだけを指すことばなのではなく、人が「ああ・・・」と長い息をつきつつすべての深い情を生きるとき用いられたことばです。


ものというものに触れ、ものというもののうちへと入り込んでゆき、そこに交わされる密(ひめ)やかな交わりの感覚を意識すること。それを「もののあはれを知る」と言います。


その芸術実践から生まれる状態は、たとえて言うならば、アストラ―ルのからだによる「風」が、エーテルのからだに湛えられている「水面(みなも)」にいのちの波立ちを起こし、その芸術の場にいるわたしたち人を靈(ひ)において、こころにおいて、生命において、甦らせる、一連の芸術プロセスです。


今朝も、まさにそのような「もののあはれを知る」、そんな本当に豊穣な時間の連続でした。


そして、今日のその時間を終えて、こう思わざるを得ませんでした。


あと何か月、いや何日、ここでこのような芸術活動ができるのだろう。


この大阪の帝塚山の「ことばの家」は、本当にことばづくりという芸術にとって絶好の場でした。


十二年にもわたってここでなされてきた芸術実践がこの物質の場を靈(ひ)の次元において変容させ続けて来ました。


今朝も、そのような濃厚なひとときが生まれたのでした。


いま、次なる「ことばづくりの場」を探し求めています。






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シュタイナーのインナートレーニング 恐れない くじけない 諦めない






観て下さつて、どうもありがたうございます。

これからも、アントロポゾフィーに学びつつ、言語造形の研鑽に励みつつ、発信を続けて参りますので、どうぞよろしくお願ひいたします。

アントロポゾフィーハウス ことばの家 諏訪耕志

posted by koji at 09:27 | 大阪 ☁ | Comment(0) | 動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月15日

こころのこよみ(第12週) ヨハネの祭りの調べ



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フランティセック・クプカ 赤い背景のエチュード



世の美しき輝き

それは切に誘(いざな)ふ わたしを こころの深みから

内に生きる神々の力を

世の彼方へと解き放つやうにと

わたしは己れから離れ

ただ信じつつわたしを探し求める

世の光と 世の熱のうちに



Johanni-Stimmung

Der Welten Schönheitsglanz,
Er zwinget mich aus Seelentiefen  
Des Eigenlebens Götterkräfte    
Zum Weltenfluge zu entbinden; 
Mich selber zu verlassen, 
Vertrauend nur mich suchend   
In Weltenlicht und Weltenwärme.        



♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾



【向かひ合ふ週 第41週】


こころから生み出す力
 
それはほとばしりでる 胸の基から
 
人の生きるのうちに神々の力を
 
ふさはしい働きへと燃え上がらせるべく
 
おのれみづからをかたちづくるべく
 
人の愛に 人の仕事に
 
 
  
Der Seele Schaffensmacht
Sie strebet aus dem Herzensgrunde
Im Menshenleben Götterkräfte
Zu rechtem Wirken zu entflammen,
Sich selber zu gestalten 
In Menschenliebe und im Menschenwerke.
  

 



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こころよろこぶ 「ことばのひ」 in 青い森自然農園・京都南丹



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手足の動きを通して、ことばを生きてみる。


すると、ことばが活き活きと甦って、空間に光と風がもたらされる。


深い息づかいで言葉を解き放ってみる。


すると、ことばとことばのあいだ、間(ま)に、生きてうごめく靈(ひ)をリアルに感じる。


ことばの靈(ひ)を感覚する。


ことばづくり(言語造形)は、そんなことばの感官を養って、古来、日本人がたいせつに育んで来た「言靈(ことだま)」を感覚するよろこびを甦らせてくれる、未来の芸術。


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2024年06月11日

かたちづくられる人



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萩原碌山『女』



「人の肉体の中で一番裸の部分は、肉声である」と書いたのは、小林秀雄でした。


生の声。


それは、その人の裸体を示します。


しかし、通常、ことばが見せかけの衣装になってしまい、その裸体を覆ってしまっています。


ことばで、なんとか、かんとか、裸体の自分を隠そうとします。


いや、こう言った方がいいかもしれません。


いくらことばで誤魔化そうとしても、生の声がその人の裸体を透けて見させる。


しかし、こころとからだの奥底から響いてはいない表層的なことばでは、取り繕って己れの裸体を隠そうとしているために、聴いている者は、なんとも言い難い違和感を感じる。


その違和感に違和感が重なって来ますと、人と人とが信頼し合うことが難しくなって来るばかりか、自分自身を信頼することも難しくなってきます。


そういう取り繕いをやめてゆく「道」があります。


そういう違和感から解き放たれてゆく「道」があります。


表層的なことばのまやかしから、人は己れを自由にし、自分でも思ってもみなかった自分自身の声とこころに出会うことができる「道」があるのです。


それは、ことばを芸術的に造形すること、「ことばづくり(言語造形)」によつて、なしえることなのです。


不可思議に思えますが、ことばとは、息づかいに満たされ、かたちを整えられて発声されることによって、人のまごころ、そして、ことばの靈(ひ)たるところを顕わにしてくれます。


そのようにかたちづくられたことばは、人のまことの裸体をまざまざと示してくれます。


まことの裸体は、すべて美しい。


こわばり節くれだつた裸体から、磨かれ輝くやうな裸体まで。


音楽のような、絵画のような、彫刻のような、線描のような、舞踊のような、建築のような、ことばのすがた。


造形されたことばとは、造形されたその人のこころと靈(ひ)のすがたであります。


人とは、本来、そのような、風と光からかたちづくられ、目には見えない粒子のやうなものが時に集合し、時に拡散する、「物の怪(け)」ならぬ、「人の怪(け)」なのです。


ことばのすがたが造形されることによつて、その光と風からできた「人の怪」がかたちをとつて一瞬一瞬立ち顕れる。


そのような、「人の怪」「人のこころのすがた」「ことばの靈(ひ)」「言霊(ことだま)」に触れることによって、人はすこやかさを取り戻すことができます。


ことばをかたちづくろうとするその芸術的行為が、ふたたび、その人をその人たらしめるのです。


ことばと人とは、存在することの根底でむすびあわされている、まこと不可思議なものなのです。





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2024年06月07日

こころのこよみ(第11週)



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この陽の時に 

あなたは賢き知らせを得る
 
世の美しさに沿ひつつ
 
あなたのうちにあなたをいきいきと感じ切りながら
 
「失ふ 人の〈わたし〉はみづからを
 
そして見いだしうる 世の〈わたし〉のうちに」
 
 
 
Es ist in dieser Sonnenstunde   
An dir, die weise Kunde zu erkennen:      
An Weltenschönheit hingegeben,       
In dir dich fühlend zu durchleben:       
Verlieren kann das Menschen-Ich        
Und finden sich im Welten-Ich.    
 
 

♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾ ♾



【向かひ合ふ週 第42週】


この冬の闇に

みづからの力の啓けがある

こころからの強い萌しがある

暗闇にその力をもたらし

そして御声を聴きつつあらかじめ感じる

胸の熱を通して 感官が啓くことを



Es ist in diesem Winterdunkel
Die Offenbarung eigner Kraft
Der Seele starker Trieb,
In Finsternisse sie zu lenken
Und ahnend vorzufühlen
Durch Herzenswärme Sinnesoffenbarung.







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